JOURNAL

嫌だ嫌だ!は尊重されていい

 

親になり何をするにも可愛かった赤ちゃん期。

 

1歳10ヶ月頃からなんとなく始まった、イヤイヤ期。

今日はどんなイヤイヤがくるのか、ビビりながら、イヤイヤされないように機嫌をとりながら過ごしていた時期があった。

私自身もイヤイヤしていた。

今振り返れば、しんどかった時期もいい思い出になっているし、笑い話になっている。

 

でもその真っ最中にいた当時の私には終わりが見えないトンネルをずっと歩いているような感覚だったのだ。

(言葉が遅めだった息子が私を噛んだ跡)

 

 

でも今、集団生活を覗くと息子に限らず

『きちんとイヤだ!を伝えられる子』が少ないように感じている。

 

私はふと"みんな嫌じゃないのかな?"と思ったのだ。

 

周りを見て(空気を読んで)動けてしまう、

 

負けるのが嫌だからそもそも遊びに参加しない

 

 

これらのどれもが正しいわけでもなく、間違いなわけでもない。

でも、よーーーく考えたら、その気持ちが相手(周りのお友達)に全く伝わってないじゃないか!!!

 

「勝ち負けの遊びで負けるのが嫌だから違う遊びをしようよ」と言ってもいいし、

私はこう思うんだけど、あなたはどう?

と気持ちを伝え合う子が少なくないか?

 

(コロナ世代の子もその親もコミュニケーションが薄くなっていないか?)

私は心配になった。

 

日本は性教育が世界の中でも遅れ、アジアからみても遅いと言われている。

 

ネット環境が低年齢化する中で育つ現代の子達は、もう親がどこまで管理できるか分からない世界だ。

 

そう、私は今、非常に焦っているのだ!!!

 

イヤイヤ言わない子ども達を見て、いい子だな〜と思うのか、

それともきちんと嫌な感情に気づいて相手に伝える力がある方がいいのか。

 

私は後者派かもしれない。

 

"クラスメイトにうんちって言われて嫌な気持ちになった"

 

"先生に肩を組まれて嫌だった"

 

 

もしかしたら、ママにお尻を洗われるのが嫌だった時もあったかもしれない

 

ママやパパにチューされるのが嫌だった時があったかもしれない

(嫌だと言われてもそんなこと言わないで〜ってチューしちゃっていたかもしれない)

 

お尻かわいいね〜と親に触られるのが嫌だったかもしれない

 

お友達の前で親に後ろからハグされるのが嫌だったかもしれない

 

 

親のエゴで、許可なくされたスキンシップは

子どもにとってどんな気持ちだったんだろうか??

 

相手は自分と仲良くしたいからやったんだろうとわかっているからこそ言えないことがあったかもしれない

 

【親がダメなお手本になっていないか?】

 

親はいつもチューしたりお尻をかわいいね〜って触ってくるから僕も友達にやっていいんだ!と思い込んで相手の同意なしに相手にやってしまうかもしれない!

 

相手が嫌だと言わなければ"やっていい"になるのか?

 

 

もしかしたら親と一緒にお風呂に入るのも、体を洗ってもらうのも、

赤ちゃんのころから当たり前にしてきたことだからこそ、今更親に嫌と言えないかもしれない。

 

 

子どもが声に出し嫌がるまで待つのか?

 

親が線引きして大事なところはきちんと自分で洗うなり、隠すなり教育してあげるのか?

 

 

親にとってはいつまでも赤ちゃんの延長かもしれないが、

 

子どもは身体も心も育っていくし、

からだと心は繋がっていることを知ってほしい。

自分の身体や心のこと

嫌だ嫌だ!を尊重することは

 

相手をも大切にできるのではないか、、、

と思うこの頃です。

 

最近はハグしたりチューをしたくなったら

今ハグしたいんだけどしてもいい?と子どもに聞いてから行動するようにしています。

 

『今は嫌だ』と言われる時もありますが、言える関係でありたいのです。

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