JOURNAL

高いところを目指すのか

 

今日は『凧上げ遠足』の日。

 

わたしは走るのが苦手だし、冷たい風に吹かれると頭痛がしてしまうので小さい頃から凧上げにはあまり興味がありませんでした。

 

幼稚園では子ども達が各々作った凧をあげに、電車に乗って遠足に行きます。

 

 

今、我が子は年長でリーダーをしているので

年少、年中さん達を連れて行かなければなりません。

年少、年中さん達は初めての電車での遠足です。

(いつもはバスでした。)

 

それをきちんと理解していたのでしょう、

次男は遠足当日、朝から「お腹が痛い、熱があるかもしれない」とリビングでゴロゴロしていました。

 

あぁ、なんか彼なりに不安に感じてるのかな、、と思い、お弁当はいつもより豪華に唐揚げを入れて「ほら、今日は唐揚げ弁当だよ!きっといいことがあるよ!」と少しでも前向きになるように声をかけました。

 

そんなこんなしているうちに、次男の方が支度が早く「ママ、まだ支度できてないの?」と言われてしまいました。w

 

自転車で20分、寒空の下を走る通園は親も気合いが必要です。気合いのコーヒーを1杯飲んで。

毎日わたし頑張ってるな〜えらいぞ〜と自分に言い聞かせて、遅刻しないようにペダルを漕いでいきます。

いつもはお喋りな次男くん、今日は喋りません。

 

緊張してるのかな?と思ったので、「リーダーの仕事はどんなことするの?」と聞いてみました。

 

そうしたら「今は喋りたくないんだ、静かにして!」と言うのです。

 

そのうち、ボソボソ小さな声が自転車の後部座席から聞こえて来ました。

 

耳を澄まして聞いてみたら

「こんなときどうやって声かけたらいいんだろう」

「わからなかったら友達に聞けばいい」

 

など自分なりに気持ちや心の整理をして落ち着こうとしていました。

 

凧上げ遠足から園に帰って来た次男の顔はスッキリしていて、晴れやかで朝とは別人になっていました。

先生がわたしの所へ来て言いました。

「年中さんが歩きたくない、痛いなどと泣いていてリーダーは一生懸命に気持ちを考えていましたよ。感動しました。」と。

 

次男に聞いてみると

 

「年中さんが痛いって言ってたから、カバンや水筒が重いのかなと思って持ってあげたら段々泣き止んで、暑いのかなと思って上着も脱がせてあげたら泣き止んだ。そしたら最後まで歩けたんだよ!」

 

「AくんはBちゃんと手を繋ぎたくて、でもBちゃんは女の子と手を繋ぎたくて、Aくんを叩いていたからケンカの理由を聞いて叩くのは良くないよと、ケンカを止めれたんだ」

 

と本人の口から聞くことができました。

 

凧が上がるか上がらないかも重要かもしれないが、その背景も含めて本当に良い経験をさせてもらえたなと涙がこぼれました。

結果ではなく過程を大切にすることがいかに重要か、改めて体感した1日でした。

 

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