JOURNAL

感謝の心を繋ぐ

 

新学期が始まり、すぐにまたいつもの日常が始まるました。

 

初詣は寒いし、人混みに子連れで行くのは、、、

と後回しになっていました。

子ども達に聞いたら案の定行きたくない〜と顔が歪んでいました。

 

わかる、うん、わかるよ。

 

わたしも幼い頃は除夜の鐘を鳴らしに群馬の神社に寒い中お出かけするのが結構しんどかった記憶があります。

飲みたくない甘酒を飲んだり、、、

眠いのに立って待たなくてはいけなかったり、、

 

でも、大人になってわかることがあります。

 

あの時は嫌でも、幼い頃に連れて行ってもらった記憶がよみがえり懐かしく、そして日本の文化を教えてくれた親に感謝し、神を信じ、祈りと感謝の気持ちを伝える。

なんとも清々しい気持ちになるのだ。

 

一月十日、わたしは明治神宮に急に行きたくなり

新学期が始まった初日に1人で行くことにしました。

 

日本は何に対しても神が宿っていると信じている文化があり、わたしはその考え方が素晴らしいなと思うのです。

 

食べることに感謝

生きていることに感謝

健康に感謝

子宝に感謝

 

"いつも見守ってくださりありがとうございます"の感謝の気持ちを神に伝えに行きたくなったのです。

まず、そこは空気が全然違うのです。

気がつくと自然と深呼吸をしている自分がそこにはいました。

 

わたしの身体の中に冷たくて柔らかい空気がスゥーっと優しく入り込み、わたしのお腹を満たします。

 

そうしたらゆっくりと吐き出したかったものがお腹や身体から抜けていくような不思議な感覚でした。

東京のど真ん中にあり、コンクリートジャングルの中にそびえ立つどこよりも高い木々。

それがなんとも神々しく、温かくわたし達を包み込み出迎えてくれる。

あれ?なんで?

涙が出そう、、、

一歩一歩、自分のペースで歩き進んでいくと、目の前には全国から集まった子ども達の書き初めが飾られていました。

 

この迫力と、想いと、情熱がビンビンわたしに冷たい空気をつたって伝わって来ました。

 

鳥肌が立ちました。そしてまた泣きそうになりました。

 

きっと子連れで行っていたら、こんなに純粋に感じ取ることができただろうか?

子どもに意識が向いてしまい、きっと"ただ初詣に行っただけ"になっていたかもしれない。

 

そしてわたしは神様からお言葉をいただきました。

 

わたしが引いたのは『水』

 

水のようにどんな器にも柔軟になれるように生きなさい。

 

そして時には石をも割ってしまうくらいの強さを持ちなさい。

 

わたしはハッとさせられました。

今、まさに自分が悩んでいたことに、なんかピンとくるものがあったからです。

 

帰宅して、子どもに話したら

『何をお願いしたの?』と聞かれました。

 

わたしはこう答えました。

『お願いしに行ったんじゃないんだよ。いつも見守ってくださりありがとうございますと感謝の気持ちを伝えに行ったんだ』

というと、へぇ〜願い事しなかったんだと言っていました。

 

それからは、近所の氏神様の前の道を通る際は必ず子どもと『神様いつもありがとうございます』と頭を下げる様にしています。

 

今日も生きていることに感謝。

 

ありがとうございます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ページの上部に戻る