PARENTS JOURNAL

線をつなぐ育児

"ケンカ"というと、今まではネガティブなイメージが強く、

 

子どもがお友達とケンカするのは避けたいなと心の中で思っていました。

 

皆さんはどうでしょうか?

 

【喧嘩するほど仲がいい】ともいいますし、

また大人の喧嘩と子どもの喧嘩はカテゴリーが大きく違う気もします。

大人は喧嘩をしなくても歩み寄る工夫をしたり我慢をしたり、避けて通ったり

道がたくさんある中で未来を選択できます。

 

子どもはまだ先のことなど考える力が足りなかったり、喧嘩しても毎日幼稚園などで顔を合わせなければなりません。

避けられません。

 

息子の友達は最近主張が強くなってきて、周囲も驚いてしまうことがありました。

 

そんなに強く言わなくても、、

相手の気持ちも考えられたらいいのに、、

 

と思うこともあるでしょう。でも、それは次のステップでいい。

 

なぜならその子は今までずっと、自分の気持ちを素直に出せなかったのです。

『やっと自分の気持ちを出せたね』と表現できる喜びを今はみんなで受け止めてあげたい。

その子のお母さんはこう喜んでいました。

 

『やっと対等に遊べる友達ができた!』

 

それは過程を知らなければただの喧嘩に見えてしまうシーン。

"この人になら素直な気持ちを伝えてもいいか!"と子ども同士がそう思える間柄になったから言えたこと。

そこに気付けたそのお母さんはスゴいなぁと思いました。考え方次第。全くその通りだなと思いました。

 

場面を点で見てしまうと『なんでそんなことするの?』と思う子どもの行動って多々ありますよね。

 

その過程をきちんと観察して、掘り下げて成長を見守るのはなかなか大変な作業です。

 

大変だけど、点と点が線になったことに気づけた時は子育ての醍醐味でもあるのかなと思います。

日々子育てをしていると

『なぜあんな行動したの?なぜあんなこと言ったの?なぜやりたくないの?』など、

なんで?と思う行動や発言を目の当たりにしますし、周りもなんで?なんで?と問い詰めてしまいがち。

本心の根っこにあるものにはなかなか気づけなくなる。

 

そんな時は周りにいる先生や保護者、子どもたちにちょっとだけ聞き取りしてみたり、本人に今日は何かあったの?

と聞いてみたり、

 

我が家はそれでもダメならお茶とお菓子を食べながら

「今日ママはね、嫌なことがあってさ〜」と話を聞いてもらいます。そうすると「ぼくも今日嫌なことあった、、、」と話し始めたりすることも。

手間がかかる作業ですが、みんなの力を借りて点と点を線にしてあげると、子どものぐちゃぐちゃに絡んだ気持ちもスッキリするのかなと思います。

 

本当は〇〇が嫌なんじゃなくて、その前にこんなことがあったからモヤモヤしていたんだね!と親が代弁できた時に「〇〇くんは悪くないのにこんなこと言っちゃったから明日謝る」となったりします。

 

自分の気持ちに気づく、気付いて表現する、相手に伝えるって大人でも難しいですよね。

 

明日からも子育てを場面で区切らず、

きちんと毎日のシーンを映画のように繋げて行ってあげなきゃ!とまた大事なことを再確認できました。

 

それに気づかせてくれたお友達にもママ友にも感謝です!!

 

ありがとう。

 

 

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