JOURNAL

ごめんなさい

"ごめんなさい"

 

この言葉が言える人は素敵だと思う

 

ありがとう

ごめんなさい

おはようございます

 

"挨拶がきちんと言える人になってほしい"そんな願いと、一方で

"気持ちが置いてけぼりな口だけのごめんなさいを言う人にはなってほしくない"

 

どこか矛盾しているようで

でも、とても大切なポイントなんじゃないかな、、、とずっと思って生きてきた

 

私は小さい頃から"ごめんなさい"がなかなか言えない子だった。

 

それは色々な理由がある。

 

 

何かが起きたことにハッとして驚いてしまい、言葉が出なくて言えない時。

 

ごめんなさいと言おうと思った瞬間に周りから「謝れ」とか「ごめんなさいは?」と言われた時。

 

本当にごめんなさいと思えていない時。

 

私は嘘をつくのが下手だから、軽くごめんなさいが言えないのだ。

頑固といえば頑固ですね。

さすがに怪我させちゃった時や服を汚しちゃった、壊しちゃった時はすぐ言います。秒で言います!

 

先日、ある展示会へ行きました。

春休みだったので5歳の次男くんと一緒に。

 

子連れでも大丈夫ですか?と伺い、OKとの返事をいただいたので連れて行きました。

展示会スペースは綺麗に飾られ、素敵な方達がたくさんいてキラキラした空間。

周りを見渡すと子どもは、、いない。

 

気まづさも感じづつ、館内を歩いていると子どもの視線に触りたいものばかり。

商品を試す大人もいて、それを見ていた次男は僕もやりたい!と言い出しました。

 

その後、気持ちが浮いた状態でウロウロしていたら足元に花瓶が!よそ見をして歩いていた次男は花瓶を蹴っ飛ばしてしまいました。

 

パリンッ

 

花瓶は割れてしまいました。

私は「すみません。すみません。弁償します。片付けます」とスタッフさんに言いました。

スタッフさんの表情が"あ〜割れちゃった"って語っているように感じ取ってしまった私は

その後、次男の耳元で「ごめんなさいは?」と囁きました。

 

次男のその時の顔はポカーンとした様子でした。きっと一瞬の出来事に何が起きたかわかっていなかったのかもしれません。

でもお母さんは謝ってるし、ごめんなさいって言ったほうがいいのか、頭の中が真っ白だったのかもしれません。

 

自分がやったのさえ自覚がないかもしれない。

会場を出てから私は恥をかいた恥ずかしさからか、こんなことを言ってしまった

「人に迷惑をかけたら、ごめんなさいって言うんだよ」

 

......

 

しばらく時間が経ち、改めてあの時の状況を振り返った。

 

花瓶が割れた時、何で私は次男に「怪我してない?大丈夫だった?」と声をかけてあげなかったんだろう。

 

私は次男を守ってあげられなかった。

自分を守ってしまった。

 

あの時次男がごめんなさいと言わなかった理由もなんとなく想像できた。

今更かもしれないけど、あの時のこときちんと次男に謝ろう。

 

 

.....

 

ごめんなさい。

 

 

ページの上部に戻る