PARENTS JOURNAL

仲間の中で互いに育ち合う

春の匂いがするよね、、、

ママ友が言った。

2月にスプリングコートで春を先取りするママ友もいた。

まだまだ寒いけど春はすぐそこなんだな。

花

年長組さんはもう卒園に向けて動き出している。年中組の息子も、新入園児のお試し保育の日には入園前の子と一緒に遊んだりお世話したり。

先日、新入園児のお試し保育で、息子が担当になった子はお母さんと離れて過ごすことが今までなかったのでしょう。

息子は『ずっと泣いていてどうしようかなと思った』と言っていました。

『ママ〜ママ〜って泣き止まないから、何が好きなの?って聞いたら車って言ったの。だから砂場にショベルカーがあったのを思い出して見せてあげたんだけど、ダメだった。ずっと泣いてた』と。

先生から聞くと、息子は『歩けない』と言っていたらしく、よく見たら上履きの上から靴を履いていました。

靴

そんなに慌てるくらい、新入園児のお世話を夢中で頑張ったんだなと思いました。(カワイイなw)

廊下

一年前は逆の立場だったはずが、一年ですっかりお兄さんになったように思います。

それはきっと、今まで息子が周りにしてもらったことを覚えているからできること。

ちょっと誰かを困らせてしまう経験は、誰かに助けてもらったり寄り添ってもらうことも同時に経験する。

親としては誰かを困らせてばかりでは嫌だが、少し困らせるくらいなら、子どもが周りの優しさや思いやりに気付ける経験なんだと思っています。

【優しくされた経験は覚えていますよ】

保育者から言われた言葉です。

鶏

入園する時、子どもと同じくらい親も不安や心配で胸が苦しくなります。

泣いていないかな、友達できたかな、おトイレきちんといけてるかな、お弁当多かったかな、水筒の水はきちんと飲めているかな、やりたい遊びは見つかったかな。

離れる時はママ〜と泣く子もいるし、親が子と離れられずに泣く保護者もいます。

今までは私がいなければ生きられなかった小さな子どもが、自分の新しい世界へ一歩、踏み出そうとしている。泣

鶏

幼稚園入園後は、先生とのコミュニケーションがいかに大切か気付きました。

幼稚園に預けるだけではなく、保育と家庭の橋渡しがきちんと出来なければ、園で体験ことを家庭で実践できない。

今日はどんな様子だったか?仲間とはどんな関係だったか?家庭でどう繋ぐか?明日にどう繋ぐか?

入園してすぐはまだ、3〜4歳の子にはそれを親に上手く伝えることができません。

保育者として、仲間の中で子どもはどんな様子なのか?を聞くことは、すごく大事なことだと思います。

家庭での姿とは違う一面をたくさん知ることができます。

幼稚園

『自然の中で自然に学ぶ』を大切にしている幼稚園だからこそ、湧き上がる想いまでも大切に育む。

入園前はいつもニコニコだった息子。私は安心しきって問題ないと思っていたら、先生に「ちょっとお母さんお話いいですか?」と声をかけられた。

「いつも自分のやりたい遊びがあっても、みんなのやりたい遊びをやる姿があります。自分の本当の気持ちがどこにあるのか、まだわからないのかもしれません」と言うのだ。

私は息子は優しい子だなと思っていました。でもそれは勘違いで、気持ちをうまく出せない・言えないんだと、先生に言われて初めてその時、ハッとしました。

なんで気付いてあげられなかったんだろう。

息子に今日は何して遊びたい?と声をかけるようにしたら「ポケモンごっこ。でもみんながやりたいやつでいい」と言うのです。

帰り道に今日は何して遊んだか聞くと、「おうちごっこで犬をやった」と。やりたかったの?と聞くと「みんなと遊びたいんだけど、犬は嫌だった」と。その後も数日、息子は犬役だった。

そしてある日、お迎えに行くと私に駆け寄り号泣したのだ。「もう幼稚園嫌だ。いつも犬役を友達に決められて、みんなでパーティーごっこをするときに犬だからご飯は食べれないよって僕だけ食べれなかったんだ」と。

そっか、、じゃあどうする?「嫌だったってみんなにいいに行く?ママも一緒に行くよ?」と言うと「1人では行けないからママ一緒に来て」と、泣きながらお友達に言いに行ったのだ。

「もう犬は嫌だ!勝手に決めるの嫌だ!」私は泣きそうになりました。その事を先生に報告すると、「やっと"怒り"を手に入れましたね。よかったですね」と喜んでくれる先生。

あぁ、いつもニコニコしていて良い子だなと思っていたのは全くの勘違いだったんだな。どうして気づいてあげられなかったのかなと思ったと同時に、『仲間と共に学び合う』大切さを痛感しました。

お友達も息子の本当の気持ちを知らなければ、相手を思いやる子にはならなかっただろう。

そうやって互いに学び合い、気付き合い成長する。

どんな幼稚園や保育園を選択したとしても預けて安心するのではなく、保育者と会話のキャッチボールをして子どもを中心に家庭と保育を繋げていく心掛けは大切にしたいものです。

育児力

オススメの『育児力』という本があります。

親だってまだまだ親として未熟で、子どもから学び、少しづつ親になっていく

だから親も共に学び合わなければならない

これからもっと【親】になるための気付きをたくさん子どもから教えてもらうことでしょう。

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