JOURNAL

暗闇の世界へ


これぞ感動体験!!

 

1/22〜2/14まで開催される

ダイアログ・イン・ザ・ダークのプレスリリースにご招待いただき浜松町にあるアトレ竹芝シアターへ。

このイベントはドイツ発祥で世界中で開催されているが、ついに日本、東京でも活動が活発になってきたようです。

 

内容はざっくり説明すると、全盲や弱視の方達が彼らの世界(暗闇)に連れて行ってくれて新しい価値観の【LOVE❤️】を見つけていくというもの。

暗闇でゲームしたりetc...あとは内緒。

 

(小学生以下は入れないので5歳の次男はスタッフさんの配慮で今回は特別に受付で遊びながら待っていてくれました。)

 

 

白杖(はくじょう)を持っている方にフラットに質問したりすることがないので良い機会でした。

なんでも聞いてくださいと言ってくださったので、本当にこういう時どうするの?とここぞとばかりに質問しました。笑

 

時計はどうやって見るの?と聞いたら、「 SEIKOから触読(しょくどく)できる時計が出ていて、それを使って指で針を触って何時か見るんだよ」と教えてくれました。

まず、そんな時計があることに驚き。

そして触って何時かわかる事にも驚きでした。

 

 

人間が持っている「五感」。

視覚、聴覚、味覚、触覚、嗅覚はどれも大事な役割があるのですが、その中でも視覚は図抜けて主張が強いんだなと気付けました。

目で見る情報は無意識に入ってくる。

だから料理も味覚より、まずは視覚から情報が入る。

人は話したことがなくても8割は見た目で決まるとも言われてる。

 

視覚に頼って、視覚が勝手に人の見た目で判断して(怖そうだな、優しそうだな、こんな仕事してそうだな、◯歳くらいかな?)勝手に決めつける。 

 

イベント後に次男を迎えに行くと、次男は耳の不自由なお姉さんと遊んでいました。

次男はipadで筆談?絵を描いて見せて遊んでいたのです。

(不自由と表現しましたが、障がいと言いたくないので他の言い方あったら教えてほしいです)

なんか美しいな。あたたかいな。

LOVEだな♡と思いました。

 

次男は盲目のお兄さんに

「目が見えないのにどうやって見るの?眉毛から見えるの?」と5歳らしい良い質問をしていました。

 

白杖というこの杖で見えるんだよという答えにまだわかっていない様子でしたが、分かったことは、

 

【私たちと何も変わらないな】ということ。

〇〇が苦手ってみんなありますよね。

そんな感じなんだなって。

 

走るのが苦手、絵を描くのが苦手みたいな感じで、聞くのが苦手、見るのが苦手みたいな感覚なんだなと。

 

だから社会にもっと弱視の方や耳が不自由な方が活躍できる場があれば良いなと思いました。

障害は人じゃなくて、社会や偏見が障害だと思うんです。

会社にいたら健常者とは違う新たな視点がたくさん思いつくんだろうな。決して助けてあげなければ何もできない人ではないってこと。

健常者にしか見えない世界もある。

でも、盲目だからこそ人間の魂や本質がより繊細に見えやすいことは確かだった。

 

そしてその世界は美しかった。

ちなみにダイアログ・イン・ザ・ダークは暗闇の世界へ。

ダイアログ・イン・サイレンスはにぎやかな静寂の世界へ案内してくれるイベントです。

 

この機会にみなさんも是非体験していただきたいです!

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