PARENTS JOURNAL

クリスマスを語り継ぐ


2021.12.24  クリスマスイブ🎄🎅

 

今年で3年目になるtetoteのサンタプロジェクト。

(サンタプロジェクトは私を含む3人のtetote-テトテ-というボランティア団体で、児童養護施設に暮らす子ども達や貧困家庭に、子ども自身が希望したクリスマスプレゼントを届けるというプロジェクトです)

今年はtetoteチームの3人で神奈川県茅ヶ崎市にある児童養護施設に直接プレゼントを届けにいってきました。

 

仲間の1人が『車にプレゼントを乗せる時がドキドキする』と言っていました。

というのは1人のサンタさんが1人の子どもを担当するので、募集したサンタさん全員からプレゼントがきちんと届いているか?間違えはないか?積み忘れはないか?

プレゼントを傷つけないようにとドキドキするのです。

 

 今年も、子ども達に見つからないように、施設の方々がこっそりと荷物を運び入れるのを手伝ってくださいました。

 

その後、施設の職員さん達とじっくりお話を伺えるお時間を頂き、施設内も見学させていただきました。

話を聞く中で、家族のカタチは色々あっていいんだな、親と子は血の繋がりだけにしがみついているとお互いに辛くなってしまうことがあるんだな、大事なのは心の繋がりなんだな、と強く感じました。

 

"産んだ親の責任"というのもわかりますが、

様々な状況が変化していく中でお互いに辛くならない選択もあるということ。

 

助けてと頼れる仲間がいること、助けてといいやすい環境や雰囲気を作ること。

これからの日本の未来がそうであってほしいし、自分自身も気づいてあげれる人になりたいと思うのです。

また、サンタさんへの考え方も人それぞれですが、高学年にもなるとサンタはいないと思っている子もいるようです。

 

この施設ではクリスマスの話をする時、

「聖ニコラスは困っている人がいたら小麦をこねてパンを作り配って歩いた。心のやさしい人だったんですよ。それがサンタさんの始まりだと言われています」とお話するそうです。

 

困っている誰かがいたら手を差し伸べたり、やさしい気持ちをシェアしたり、そういう思いを大切にしていけますようにと願いを込めて伝えているとのこと。

 

その話を聞いて、サンタがいるいないに限らず、とってもシンプルであたたかいことを大切にしていきたいなとお話を聞いて思いました。

 

私が子どもの頃はクリスマス=ケンタッキーフライドチキンを食べる日&クリスマスケーキを食べる日でした。

 

プレゼントなんて記憶にないし、ネットでなんでも買える時代じゃなかった。

おもちゃ屋さんも近くになかった。

 

親が手作りの服を作ってくれた記憶があります。その有り難みは大人になって気付くんですよね。

 

大人になって今更ながら、クリスマスは1年に1度、困っている人がいたら優しく手を差し伸べるんだよと再認識する日だなと思いました。

 

クリスマスに限らず世界中の誰かが困っていたら手を差し伸べれる人になりたいし、子ども達にもクリスマスの意味を改めて語り継ぎたいなと思いました。

(子どもはプレゼントをもらえる日だと思っているに違いない)

 

皆様、素敵なメリークリスマスを!

 

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