PARENTS JOURNAL

台風日和

台風の日。

朝から電話が鳴り、台風だから各家庭の判断で自由登園でもokとなりました。

子どもに話をしてみると、今日は行かないとのこと。

(どうやらやりたいことが明確にあるような様子)

黙って様子を見ていると、お絵かき帳を引っ張り出して、何かを描き始めた。

何を書いているの?

息子は「ウーパールーパーだよ」と答えました。なぜか理由を聞いたら「だって、もうすぐいなくなっちゃうから」

(温暖化で絶滅してしまうかもしれないから)

と言いました。兄が今、気になっているウーパールーパーの話を5歳ながらに聞いて、理解して、いなくなっちゃうんだなと思っていたなんて。

そして、表現力、素晴らしくないですか?笑 親バカですみません。

台風でも、遊びをパッと思いついて、何不自由なく楽しめるって、考える前に感じるままに動ける子ども達は輝いて見えるな。

大人になったわたしは、感じるままに動けているのかな?

時間や周囲の目やお金、、

色々な制限の中、ガチガチになっていないかな?

もぅ、今日は家事もほどほどにして、子どもと楽しむか!!

ママ、これ描いて!あれ描いて!僕が色を塗るねと、家で一緒に時間を気にせず過ごせたのは久しぶりだった気がする。

 

その後は、アイスキャンディーのパッケージを切り抜いて、お面を作ったり、LEGOブロックをしたり、パズルや映画鑑賞。

次から次へと遊びを変えて全力で楽しむ。

私も、全力でいくぞー!

 

と思いながらも、いざ目の前の現実(食器が山積み)が視界に入ると一気に引き戻されて、全力で家事はできない私である。

なんなんだ、全く。

 

そんな台風の日、実はワクワクしていたのです。

夏休みに行った沖縄県の石垣島の海には白化していないサンゴがたくさん生息していました。

そんな石垣島のサンゴに、また最近白化が見られているとの情報があり、台風が来ないかな?と思っていた矢先の台風だったので、ワクワクしていたのです。

 

台風は、ネガティヴなイメージが多いですよね。

でも、台風は海水をかき混ぜてくれて、海水を冷やしてくれるので、サンゴにとってはいいことなんです!

サンゴは温度に敏感ですからね。

それを知ってからは、台風に願いを託し、無事に過ぎるのを見守って待つようになりました。

サンゴがなければ、海に囲まれた日本は台風の被害がもっと大きいそうです。

そう、サンゴが私たちの暮らしを守ってくれている。

だから、私たちも守られるばかりではなく、守らなければならないなと思うのです。

 

息子が描いたウーパールーパーの絵にも、ちゃんと背景にサンゴがいます。

共に生きる仲間だから、遠くに居てもいつも近くに感じていたいですね。

 

 

 

ページの上部に戻る