MATO PARENTS JOURNAL
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BLUE
育児も仕事も、楽しむ覚悟が必要って話。
Petsy & Jille
これを書いている今、お正月が迫っている。
お正月が迫っているということは、季節はおそらく真冬である。
真冬であるということは、部屋には炬燵があったりする。
我が家には炬燵はないが蜜柑はある。
今回は蜜柑を食べながら、我が家の子育てライフにおける炬燵的存在ともいうべき
“ペアレンツバッグ”
について夫婦で話し合ってみたところを書き留めておこうと思う。
今日は、夫のPetsyの番です。
マザーズバッグという呼び方をペアレンツバッグへと更新することで
「育児=ママ」という観念を変えることの一助としたいというMATOのプロジェクトを耳にしたとき
市井の新米パパとして気になることがあった。
そこで私は蜜柑を齧りつつ、妻に次の質問を投げかけてみることにした。
問:一般に、マザーズバッグやペアレンツバッグと言われる鞄について、マザーズバッグという言葉もペアレンツバッグという言葉も使わずに、どのようなものであるか説明しなさい。
答:「子どもと一緒にお出かけするときに必要なものを入れる鞄のことです。」
蜜柑をひと粒ずつもぎりながら食べるタイプの妻の答えは淀みないものだった。
まさに「お出かけステーション」そのものである。
(以前妻が書いたペアレンツバッグの記事はこちら)
そのとおりであって特に補う言葉もないからまた蜜柑をひと口齧ってみた。
ぴかぴかの新米パパである私にとっては、子どもと一緒にお出かけするときに必要なものを入れる鞄は
子どもと一緒にお出かけするときに必要なものを入れる鞄であり
“マザーズバッグ”ではなかった。
子どもと一緒にお出かけするときに必要なものを入れる鞄の存在を私がはじめて知ったのは、妻がMATOジャーナルのライターに選ばれた後のことだったから、私にとって最初からそれはすでに“ペアレンツバッグ”だった。
多分、他の新米パパたちもきっと多くは私と同じように「子どもと一緒にお出かけするときに必要なものを入れる鞄」を意識することなく生活しているはずである。
だからこの鞄のことを“マザーズバッグ”と呼んでいるのはきっとママたちなのだろう。
「産後パパ育休」と呼ばれる新たな制度ができたり、世の中では男性の育児参画に向けた動きが少しずつ活発になってきている感がある。それ自体とても大事なことであると思う。
けれども実際にパパとなって感じることは、それと同じくらいママたち自身が固く握りしめている「育児=ママ」という観念の手綱をちょっと緩めることが大事であるという実感である。
ママたちは、一様にみな大変に頑張り屋さんである。
頑張り屋であり、責任感が強いからこそ、「育児」という手綱の主導権を固く握りしめて、まっしぐらに進んで行ってしまうように見えることがある。
それはパパが頼りないからだと言われればそれまでなのかもしれないが、主導権を握りしめたママがずんずこ走って行ってしまうと、パパからすれば自分が関与する隙間がないように見えてしまう瞬間もあると思う。
子育てを、それにかかわる担い手がきちんと共有し、それぞれの考えや育児に対するこだわりを理解するための時間をもつことが重要であり、その時間が必要であると気が付くことがまず大切なことのように感じる。
そういう意味でいうと
「子どもと一緒にお出かけするときに必要なものを入れる鞄」を、マザーズバッグから“ペアレンツバッグ”という呼称へと更新することは、育児という手綱を握っているのはママだけではないというメッセージを、新米ママに対しては意識的に、新米パパに対しては無意識的に投げかけることにほかならないのではないだろうか。
マザーズバッグではなく、“ペアレンツバッグ”へと意識を更新するという試みは
これからの子育てについて、ママには固く握りしめた育児の手綱を少しだけ緩めてもらって
パパには手綱の片方を握っているのだということを当たり前に感じ取ってもらって
「これからの育児」を二人で話し合うちょうどよいきっかけになるのではないだろうか。
我が家におけるペアレンツバッグ【CONTAINER TOTE BAG】は、もちろんママだけでなくパパも、育児にかかわる誰が使っても違和感のないようにデザインされている。
実際にこの【CONTAINER TOTE BAG】を使ってみると、最初に驚かされるのは背負ったときの“軽さ”である。
お出かけステーションというだけのことはあって、オムツから哺乳瓶から、子どもと外出するにあたって必要なものがうんとたくさん入っている。
それなのに、この【CONTAINER TOTE BAG】は、子どもを抱っこしたままフィギュアスケートのトリプルアクセルのようにクルクル回転するという、我が家の子どもに大人気の遊びを、BAGを背負ったまま全力でやってみてもまったく差支えを感じないほどに軽やかなのである。
また、シャキッと自立したそのシンプルな体躯に対して、日ごろからありがとうと言いたくなる場面が多いことにも気がつく。
子どもを抱き抱えて家に帰り着いたとき、とりあえずドシャッと鞄を玄関に打ち捨てて、子どもを抱き抱えたままリビングへ突進したいというシチュエーションはないだろうか。
そんなとき、ガサツに置いても自立してくれるこの【CONTAINER TOTE BAG】は、中身がドバッと飛び出て夫婦喧嘩の新たなる火種となることもなく、我が家では蜜柑とともに夫婦で落ち着いた大人時間を過ごすことにも一役買ってくれている。
ありがちなマザーズバッグと異なるシンプルでジェンダーフリーなデザインは、パパがママの代わりにバッグをもってあげているという意識を誰かに芽生えさせることもない。
機能的かつ概念的な“ペアレンツバッグ”【CONTAINER TOTE BAG】を手に取って、これからの子育てについて二人で思いを馳せながら、蜜柑を食べる。
そんなお正月の過ごし方も、きっと美しいと思うものである。
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Petsy & Jille
Petsy & Jille
Petsy & Jille
Petsy & Jille