PARENTS JOURNAL

journey -適度にはみ出す-

ルーティンを壊すことを怖がっていた。

グラスの写真

生後2ヶ月、そろそろ昼夜の区別がついて、授乳の時間間隔も均等ではなくなってきた頃。
夜のまとまった睡眠時間がどうしても取りたくて安眠のためのルーティンを作った。
朝寝の時間、昼寝の時間、夜お風呂に入る時間、ベットに入る時間。寝る部屋の温度、湿度。

人間の体って本当にすごいと思う。
このルーティンを実践してみて1週間が経過した頃、今まで最長でも4時間で眠りから覚めていた娘が夜〜朝にかけて、平均7~8時間の睡眠を取れるようになった。

まとまった睡眠が取れることで日頃からご機嫌で、前よりも笑顔をみる回数が増えて、同時に前よりも泣き顔を見る回数が減った。
娘だけではなく、自身とパートナーの自由な時間も増えて、まとまった睡眠も取れて体力的にも精神的にも以前より余裕が出来るようになった。2週間が経過した頃だろうか。イレギュラーな予定が入り、いつもの時間通りにルーティンを実践できない日があった。

まだ完全に習慣化が出来てなかったからなのか、何か別の理由があったのか今となってはわからないが、その日はリズムが崩れてしまい、娘は寝不足の状態に。1日中機嫌が良くない、なかなか眠りにもつけない。そんな出来事があった。ルーティンの大事さを実感し、そこからはみ出ないよう、今後は予定を整えないとそんな風に思ったことを覚えている。

そこから更に2ヶ月が経過した今現在。
先日娘を連れて長距離旅行に挑戦をした。数日間の宿泊が伴うのもこれが初めて。
もちろん期待もあるのだが、気がかりは旅行中のルーティン。
移動や予定や場所を考えるといつも通りと全く同じ生活はまず出来ない。

旅行中くらいはそんなこと考えずに家族で楽しむことだけを考えたいのだが、どうしても2ヶ月前、ルーティンを行えなかった日のことが頭をよぎってしまう。
仮に崩れてしまっても、また旅行が終わってから立て直せばいい。
そう言い聞かせてなるべく考えないようにする。

旅行中の数日間は予想通り、いつもと違う生活に。いつもとは違う時間に寝て、いつもとは違う時間に授乳をする。
いつもとは違う環境で過ごす。

それでも娘はちゃんと自分が寝たい時に寝て、日中足りなかった分は夜に補って。そこにあるのはいつもと同じくらいの笑顔、いつもと同じくらいの少しの泣き顔。
そりゃあいつもより疲れただろうけど、心配しすぎだよと言わんばかりに初めて経験するたくさんのことを楽しんでくれているように見えた。

旅行を終えて自宅に戻ってくる写真

旅行を終えて自宅に戻ってくる。
ここが我が家だって分かるのか、キョロキョロと周りを見渡して、いつもの笑顔。
心なしか前よりも大きくなった気がする。

日々、健康に過ごすために、生活を整えるためにルーティンはとても大事だと思う。
でもこれを少しずつ崩していろんな経験をするからこそ、大きくなっていくんだよなとも思う。これからもそんなバランスが良いのかも。
適度にはみ出す

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