JOURNAL

小1長男を見守って。いつもの帰り道さえドラマになる

4月から季節がひとつ進み、夏の到来を感じます。

小学生になった長男がランドセルを背負って登校する姿や、

時に「やだなー」などと言いながら(苦笑)宿題に向かう姿も、

徐々に我が家の日常風景になってきました。毎日本当によく頑張って過ごしています。

 

確かこれは初めての宿題をやっているところ。「先生が見るんだよ?」と伝えた瞬間から急に丁寧にやり始めました・・・苦笑

 

そんな小1長男の生活はというと...

8時頃:近所のお友達と待ち合わせして学校へ

13-15時頃(授業が終わる時間はその日によって異なります):学校から学童へ移動

17時:学童から帰宅

というのが基本的な流れ。

 

最初の頃は学童までお迎えに行っていました。

が、ある時長男が「一人で帰ってみたい」と言ったのです。

 

長男の学童は、小学校を起点にすると自宅と反対方向にあります。

子どもの足では少し遠いかなという距離感で、それまで一人で歩かせたことがありませんでした。

頭の中の色々な私が会議をはじめます。

 

「迷子になったらどうするのですか!?」

「車や自転車との事故に巻き込まれないという保証は!?」

「でも本人はやる気を見せています!」

「途中で泣き出したらどうするつもりで!?」

「成長の機会なのでは!?」

 

みたいな感じ。。。笑

 

でも最後に一言、学童の先生が入学時に話してくれた言葉を思い出しました。

 

「子どもたちが『やりたい!』と言った時こそが、親として頑張りどきです。

不安もある、心配もある、でも、その手を離す。

その勇気を、どうぞ持ってください!」

 

そうか、今がまさに「その時」なのかもしれないなと思いました。

 

その子によって、何に対して「その時」がやってくるかは色々だと思うのですが、

長男にとってのそれは「はじめて一人で帰る」だったのかもしれません。

 

とはいえ心配が無いわけではありませんから、親として、大人としてのフォローだけは最大限に行って、

息子が一人で帰るのを待つことにしました。

 

学童の先生に初めて一人で帰る旨を伝え、見守り用のGPSを準備しランドセルにセット。

息子が帰る時間は、他にも学童利用から帰宅する子が多く、更に小学校のグラウンド解放の終了時間と重なるいうこともあり、

学区内を多くの小学生が歩いて帰っている時間ということも確認しました。

 

息子が帰る時に、一人でとぼとぼと歩いてくる感じではなさそうです。

きっと、万が一どうしても困ったことがあれば、親では無い仲間が助けてくれるでしょう。

 

さて、数日間帰宅路の途中で待ち合わせする日も経て、今日はいよいよ自宅まで一人で帰ってくるぞという日を迎えました。

そろそろかな、という時間に玄関を出て帰宅路方面を見ると、向こうの方に黄色い帽子を被った小さな息子の姿が。

手を振ると、息子も気づいたようで私に駆け寄ってきます。

私も駆け寄って「おかえりー!!!」と叫ぶ。

二人が出会ったところで思わずハグしました。

なんか今私達、言葉こそなかったけれど、、、きっと同じ気持ちだったよね!?と感じました。

それは誇らしさと安堵の気持ち。

 

それから「一人で帰ってこれたね!?」と声をかけた時の息子の顔を忘れません。

少しはにかんだような、お兄ちゃんらしい笑顔でした。

 

なんの変哲もないただの道の上なのに、

向こう側とこちら側から走って行ってハグするなんて、

なんだか大袈裟なドラマみたいと思ってしまいましたが

たかだか一人で帰って来るというだけでも、ヒヤヒヤして

でも親として代わりにできることなんて何もなくて、ソワソワして

最終的には安堵して。

 

子育ては、何気ない日常を大袈裟なくらいドラマにしてくれるなあと思います。

こんなドラマの主人公になれる時があるから、子どもとの生活を毎日頑張れる気がしています。

 

 

 

最近の我が家のブームは寝る前にする「寝室UNO」です。笑

 

親として手を握り、手助けをするところと、手を離し、見守るところのバランスは本当に難しい。

特に保育園から小学校への変化は本当に大きく、試行錯誤の毎日です。

でも、きっとこれからますます息子の「やりたい!」は多岐に渡って出てくるでしょう。

そんな時こそ心配や不安の言葉をぐっと飲み込んで

サポートをしてあげられるペアレンツになれたら良いなと日々思います。

 

いよいよ季節は夏真っ盛り。

楽しい「やりたい!」が、たくさん見つかる夏になりますように。

もうすぐはじめての夏休みがはじまります

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