JOURNAL

親としての自分を評価する前に

長男が小学校に入って2ヶ月が経ちました。

親子共々はじめての環境で(私は数十年前に通っていたとはいえ!)なんとなくまだまだ慣れない部分もありながら、

なんとか毎日を過ごしています。

 

まず長男自身が新しいことに直面し、葛藤や苦労もあったかと思いますが、

親である私自身も保育園とはガラッと異なる環境に戸惑いや不安がありました。

特にまだまだ親として、あれもこれも手を貸してあげたい、やってあげたい気持ちに苛まれそうになるのですが、

自分でやる大切さもわかる時期なので、ぐっと堪えなければと思うことも多々...

これは過保護?過干渉??と悩む日々です。

ある時些細なことではあったのですが、自分の中で「あれは親として良くなかったかな」と思うことがあり、

どうしてもそのことが頭を離れなくなってしまったことがありました。

そこからどんどん考えが悪い方悪い方へと進んでしまい

「私って子どもをダメにする親なんじゃないか」

「まわりの人も『あの子の親って...』って思うんじゃないだろうか」などと、

自分で自分にダメ親のレッテルをべったりと貼ってしまい、剥がせなくなってしまいました。

 

今、冷静になって考えれば何をそこまで思い詰めていたのやら?とも思うのですが、

新生活の疲れもあったのか、全然前向きな方向に切り替えられませんでした。

 

自分の中で気持ちを切り替えられる手段を色々と取ってみましたが、なかなかうまくいかず、

最終手段のように、思わず自分の母に連絡しました。

「実は親としてうまく振る舞えなかった出来事があってさあ...」

と書いたところ

「親がどうであれ、子どもを信じていれば大丈夫!!私も相当なダメ親でしたが、娘がしっかりしてたので救われました!笑」

と返ってきました。

 

もちろんこの「娘」って私のことで、しっかりした娘だったかは甚だ怪しいのですが・・・苦笑

冗談めかした文面の中にある母親からの力強い「大丈夫!」を受け取り、救われました。

(こんな歳になってまだ母の言葉に励まされる気恥ずかしさもあれど!)

 

そして、そういえば母は私に対し、

いつも「あなたは大丈夫、あなたはできる」という信頼を寄せていてくれたよなあと思い出しました。

 

悩んでいた私は、世間体の中で生きる「親としての“私”」ばかりに気が取られていたのだと思います。

親になると、それに一生懸命で、

つい「親としての世間体」「親としての評価」みたいなことばかり考えてしまいがちでしたが

久々の母からの言葉で、親から信頼されることの強い必要性を感じました。

 

親としての自分を評価する前に、

目の前の子どもを信じる。

 

子育ての中心は親じゃなかった、あくまでも私は息子達の伴走者だよな。と。

自分のことで精一杯になりそうな新生活に、それに気づくことができた大切な機会でした。

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