MATO PARENTS JOURNAL
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BLUE
息子の「どっちでもいい」の真意とは
柿沼 絢乃
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先日ついに長男が保育園の卒園式の日を迎えました。
この日を迎えるまで、ここ数週間私の中でなんとなくずーっと緊張感があり、無事に卒園式を終えた今、まずはほっとした気持ちです。
自分はそこまで涙脆いタイプではないと思うのですが、それでも当日は卒園児たちが入場するところから涙ぐみ、
卒園の歌で涙ぐみ、
証書授与で涙ぐみ、、、
サプライズで行われた両親への手紙を読んでもらう頃にはボロ泣き。笑
翌日長男に「ママが泣いてるのはじめて見た。いつもは嘘泣きだから」
と言われました。
(「ママ一生懸命作ったのに、なんでご飯これしか食べてくれないの、えーーーん」とかやってるからですね。笑)
そして
「みんなのママもパパも泣いてたけど、なんで泣いたの?」と聞かれ、ハッとしました。
なんで泣くんだろう、改めて考えて
「感動したからかな。ママもパパもみんなそれだけ一生懸命だったから。
みんなが大きくなることに一生懸命だったから、大きくなった姿を見て感動したんだよ」
と伝えました。
卒園式でもらったお花たち。早速キッチンに飾りました。
そして、自分の母も夫のお義母さんも
「おめでとう」と連絡をくれたのですが、
あわせて「お疲れ様」の言葉をかけてくれました。
この日あらゆる場面で「おめでとう」は沢山もらったのですが「お疲れ様」と言ってくれたのはふたりのおかあさんたち。
きっと自分の母も通った道。母だからこその目線と言葉だなあと思うと
そんな労いの言葉が嬉しくて、沁み入りました。
謝恩会での一コマ。子どもたちからはお花の、親からは記念品のプレゼント。サプライズの演出で互いに背中に隠しています
卒園式のあとは謝恩会があり、園長先生とも話すことができました。
我が家の子ども達が通う園は
3年前のコロナ禍真っ只中で開園した新しい園でしたので、開園準備や運営にただならぬご苦労があったかと思います。
話が保育士の先生方の育成や人員教育という話に及んだとき、園長先生がこうおっしゃいました
「私は保育士の先生方に全力の愛を注ぎたいんです。
それが繋がって、先生達は子どもたちにたくさんの愛を注げると思っているので」
素晴らしい考え方だなと思いました。
愛は繋がる。
私もそう思います。
長男はこれから小学校という、今までよりも広い世界に飛び出します。
どうしたって私の目が届かないところも沢山出てくるでしょう。
そういう時は何を指針に、何を良しとして選択していったら良いのだろうかと不安に思っていたのですが
園長先生と話して
「そこに繋がる愛はあるか」
「そこに拡がる愛はあるか」
ということを考えて環境を考えるべきなんだなと思いました。
私からの愛情だけでは時に補いきれないくらい広い世界に出るけれど、「繋がりのある愛情」がある環境を選べば、きっと間違いがないはず。
保育園への大いなる感謝と、長男の新しい環境への希望を持って、素晴らしい一日を終えました。
自宅の前で記念写真・・・ですが、セルフタイマーに待ち切れず走り出す次男。こんな写真もいい思い出、かな。笑
柿沼 絢乃
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