MATO JOURNAL
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RAINBOW
美しい旋律が、点を線にしてくれた。親子の音楽体験記
柿沼 絢乃
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先日我が家の長男が誕生日を迎えました。
6歳。
なんだか驚きの響きです。。。
そしてこの4月から小学校に入学するなんて、信じられません。
今日はそんな長男との最近のエピソードをひとつ、紹介させてください。
長男は今保育園に通っていますが、
4月からの小学校進学に向け、秋頃からそれまであったお昼寝の時間がなくなりました。
そしてその時間に何をするのかというと、
お掃除だったり、小さい子の寝かしつけだったり、
色々とお手伝いのようなことをしているのだそう(えらい!)
そしてお手伝い後は、座って机に向かうという練習のため、ワークやぬりえ、読書などをしているそうです。
机に向かう時間にすることは各々自由で、各家庭から持って行ったものをしても良いとのことでしたので
何か楽しそうなものはないかな?と探してみました。
そこでこんなものを見つけました
「かぞくのこうかんノート」
説明には
「文字を書き始めたお子さま向け・交換日記で家族のつながりを深めます」
と書いてあります。
文字を書き始めたお子さま向け・・・うん、まさに長男にピッタリ。
そして自分が小さい頃、交換日記って好きだったなあ〜と思い出し、
あの楽しさを息子にも味わってほしいし、自分ももう一度楽しみたいと思いました。
そして息子と私たち親子の「かぞくのこうかんノート」がはじまりました。
このノート、
まず大人が【質問】の枠に簡単な質問を書きます。
そこに子どもが【答え】を書いて、
更に大人がその内容にお返事を書く。
というものです。
質問の例が色々準備されていたので、私からの質問は基本的にそれに倣い、時々オリジナルの質問を織り交ぜました。
可愛らしい答えの枠があるので、息子も楽しそうに、時に悩みながら質問にいろんな返事を書いてきてくれました。
「きっとこういう返事が来るだろう」と思って書いた質問に、全然違う返事があったりして、驚くこともしばしば。
改めて文字にして書くことで、知られざる長男の頭の中が少し見えた気持ちです。
毎日保育園から「こうかんノート」を持ち帰って来るのが楽しみでした。
例えばこの日・・・
「美味しいと思うお料理は何?」
という質問
「ピザ」
・・・えー!そんなにピザ好きだったの知らなかった!笑
更にこの日
「一番の宝物は何?」
という質問には、きっと何か気に入っているおもちゃを選んで書くのかなあと思ったら
「じぶんのおうち」
と書いてあってびっくり!!!
え、そんなこと思ってたんだ。ちょっと感動。。。と驚いたものでした。
そしてこの日
「パパの好きなところはどんなところ?」
に対しては
「やさしいところ」
と書いていて、きっとそんなことを書くんだろうなーと予想していたので
「うんうん、そうだよねー」と思いながら読みました。
そして、次のページには「ママの好きなところはどんなところ?」と書いていたので、
なんて書いているんだろう?と思ってページをめくり・・・
私は思わず驚いてしまいます・・・
「ママのすきなところは
ママがしごとをがんばってるところがすき。」
まさかの返事でした。
こんなこと、思ってくれてたんだ。。。
おそらく息子に対して「ママは仕事頑張ってるよ!」みたいなことを言葉に出して言ったことはなかったと思います。
なぜでしょう、でも息子は私が仕事に取り組んでいることを
「頑張ってる」と、そして「好き」だと書いてくれた。
(ママ、あんまりやさしくないし、家事があんまり得意そうじゃないから、
こうやって書いておいてあげようか。って思われている可能性も大ですが・・・苦笑)
子どもって、親が思っているよりずっとずっと親のことを見ていて、親のことをわかってくれているんだなと感じました。
親が子どものことを「見守っている」と思っていましたが、
それと同時に子どもも親のことを「見つめている」のだと知ったのです。
私がどんなことを言われたら一番嬉しいのか、
息子はきっとわかって書いている。
驚きと喜びで、涙が出そうでした。
MATO
JOURNALでも度々「仕事と育児の両立」について書かせてもらっていますが
私にとってそれが一番の課題で、一番頑張っていることだと思っていたので、
そんな姿を見てくれていたことが嬉しかった。
そして改めて
私のことををよく見てくれているんだなと知り、背筋が伸びた気持ちでした。
この時期に息子と文字を交わした交換日記は、私にとって大切な1冊になりました。
またひとつ、子育てにおける宝物が増えた気持ちです。
「ママの、パパの、好きなところはどんなところ?」
私は「こうかんノート」の中で、思いがけずにその答えを目にしましたが
もしよければ皆さん、とっておきのタイミングで聞いてみてください。
きっと胸の中で響き、心に残る、輝くような言葉が返ってくるはずです。
柿沼 絢乃
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