MATO PARENTS JOURNAL
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BLUE
息子の「どっちでもいい」の真意とは
柿沼 絢乃
12月がやってきましたね。
我が家の近況を少しばかり。
11月半ば、少々気が早いタイミングでツリーを飾り、
12月からは毎年恒例のお楽しみ、アドベントカレンダーをはじめました。
毎年同じ箱を使っていて、ここにお菓子を詰めるのが母の冬のおしごとになっています。
ここ数年の様子を見てますとチョコレートが出た日の喜び方が尋常じゃないので、今年は全部チョコにしましたよ。笑
あと、クリスマスを前に大切な"おしごと"がもうひとつありますね。
プレゼントについて息子達からヒアリングすることです。
長男は割とはっきり決まっており、なんなら商品名の指定があるくらいですが
(ここ数年はヒーローものの武器グッズ。同じようなの何個もあるじゃん、の言葉はグッと飲み込む。苦笑)
次男のリクエストが難しい。
去年は「おつきさま!」と言われて焦りました。
なんてかわいいんだろう!と思いながら
ちょっとママ一回サンタさんと相談してみるわ...という気持ちになったのも良い思い出です。
結局お月様のリアルなペンダントライトにしまして、寝室に吊っています
そして今年ですが、
図鑑で見てから、なぜかマンボウが大好きな弟。
先日水族館に実物を見に行ってますますそのマンボウ愛が強まりまして、、、
「マンボウがほしい!」
とのこと。
マンボウ、まさか飼えないでしょうから、何がいいか、今年もサンタさんと要相談案件になっています。笑
この日水族館で買って帰ったマンボウのぬいぐるみが本当にお気に入りで、ずっと抱っこしています
そんな中、先日母親が用事で上京し、我が家にも泊まりがけで遊びに来てくれました。
夕飯を食べながら、そして食べ終えてからも、食卓で色んな話をしました。
子どもの頃は本当に不思議でしたけど、大人って食後もずっと食卓で話してますよね。笑
このとき久々に母と深く、ゆっくり色んな話ができたような気がします。
というのも、大人同士で私達が話している間、息子達も息子達で各々遊んでくれていたから。
時々食卓に戻ってきて「これみてー」などと話しかけては来ましたが、
兄弟ふたりでアニメ映画を真剣に観て、その後ふたりでヒーローごっこをして、更にそれぞれ好きな遊びに没頭して、と
大人がつきっきりでなくても大丈夫になってきたことを感じました。
子どもが産まれてすぐの頃、すごく怖かったこととして覚えているのが
「大人時間を失った」「大人同士の時間を失った」と感じたことでした。
子どもを持ってすぐは文字通り「子ども中心」の生活。
生活が全て子どもに向かっているのを感じ、幸せもありましたが、
今まで「大人」として楽しんでいたことがどこかに消えてしまった、そしてこの後もずっと戻ってこないもののように感じ、絶望的にすらなったのが正直な気持ちです。
「大人時間」と書いたのは
例えばゆっくりとご飯を食べながら、なんでもないことを話す時間。
仕事や最近の出来事について、深く考え、自分の意見や思いを伝え合う時間。
行きたいと思った時に、行きたいところに行ける時間。
そのようなこと。
もっと簡単に書けば、
フラッと友人と飲みに行って、ダラダラと最近の仕事やプライベートについて報告しながら、時にしょうもない話題で泣くほど笑い、最終電車でなんとか帰宅、翌日は若干二日酔い。。。みたいな、ね!
ここまででなくとも、「大人」の特権だった、自由そのものな時間。
あの頃永遠に失くしてしまったと思っていた「大人時間」はまた少しずつ少しずつ、私の手の中に戻りつつあるのかもしれません。
沐浴の仕方や離乳食の作り方も、産前知りたかったことのひとつだけど、
でも、私が一番知りたかったのはむしろここかもしれない。
「大人時間」は必ず戻ってくる。
もっと安心材料として具体的に書くならば
『子供が5歳6歳になる頃には』大人時間が少しずつ戻ってくる
と、付け足してもいいくらいです(勿論個人差はあると思いますが、という注釈もつけて)
逆にいうと子供をべったりとお世話できる時間はこれくらいしかない、ということかもしれません。
勿論このべったり期を懐かしむ気持ちもあります。
でも、
かつて永遠に失ってしまったと絶望した「大人時間」が返ってくることも素直に嬉しい。
もっと言えば、いつかは息子と「大人同士の時間」を共有できる日もくるのかな、なんて思ったら
それが楽しみで楽しみで仕方ありません。
大人になった息子と、私は何を話せるのでしょうか。
次の目標はそこかな。その日まで、子育て頑張りたいなって思います。
柿沼 絢乃
柿沼 絢乃
柿沼 絢乃
柿沼 絢乃