PARENTS JOURNAL

めでたしめでたし、では終わらない。凸凹の日々

先日保育園にお迎えに行くと、

先生が「ママきたよー!今日はママに報告することがあるんだよね!?」と。

何事かと思っていたら「きょう、とびばこ とべたよ!」という報告でした。

 

保育園でとび箱の時間があるそうなんですが、

仲の良いお友達が成功する中、長男はなかなか跳べなかったようで

「もうちょっとなんだけど、とべない」と漏らしていたこともありました。

 

七夕の短冊にも「とびばことべますように」って書いていたくらいだったので、

相当跳べるようになりたかったんだろうなあと思います。


「とびばことべますように」のお願い事と一緒に描いていた短冊の絵。七夕後も自宅の観葉植物にくくりつけてます。笑

 

先生の前では恥じらってか、そこまで大きなリアクションを取っていませんでしたが、

帰りながら跳べた時のことを詳細に説明している姿を見たら、かなり嬉しかったことがよくわかりました。

 

 

これはお祝いだ!と

その日は帰りにケーキを買って帰り、みんなで夕飯時にお祝い。


 

今まで寝返りしたとか、立って歩いたとか、おむつが外れたとか、

ある意味身体的な成長過程で色々お祝いすることはありました。

でもこれからは、こういう本人の意識的な頑張りを含めてお祝いしてあげられる出来事が増えるのかな、

と思うと感慨深いものがありました。

 

そしてそんな頑張りにこれからどう寄り添ってあげたらいいのか、

いよいよ親としての在り方も難しくなってくるのかなあ、なんてことを思ったりもしました。

 

頑張ってあれができた、練習してこれができた、

そういう頑張りと達成感を沢山得て大きくなってくれたらいいな。

その都度ママはお祝いするよ。

 

 

めでたしめでたし。

・・・とはいかないのが子供との日々ですね。

 

 

 

 

その翌々日のこと。

迎えに行くとその日の息子はなんだかおかしい。

しまいには珍しくグズグズ泣き出しました。

でもその理由を言わないのです。

 

正確にはモゴモゴとあれこれグズグズの理由を言うのですが、

こういう時の母の勘というのは本当に鋭いので、

それが本当の理由じゃないってなんとなくわかりました。

帰宅してお風呂に入った時に改めて「なんかあったんじゃない?」と聞くと、最初は何も言いません。

無理にしつこく聞くのもな。とも思ったのですが、最後にもう一度だけ、と思って

「言ってごらん?ママに言えないことなんてないんじゃない?ほら、ね。」

と言うと

『恥ずかしいからいやだ』と。

 

「恥ずかしくなんてないよ、ほら。じゃあ耳元でこっそり言ってごらん」

と抱き寄せると、

急に堰を切ったように泣き出して

『とびばこで着地に失敗して、みんなに笑われた』

とようやく伝えてくれました。。。

 

 

我慢してたんだなあ、と思ったら、こっちまで涙が出そうに。

5歳児なりの意地とプライド。

そんな感情まで持つようになったのかと思ったら、ますます泣けてしまいました。

 

 

「一生懸命やったのに、笑われることもある。でもそういうときは笑われても気にしない。

一生懸命やる人が一番格好良いんだから。」

「最初からできる人はカッコイイ。

でも練習してできるようになった人は、もっとカッコイイ。」

 

と、伝えました。言い方を変えて何度も言いました。

伝わったかな。。。

 

 

 

最後に一番伝えたいこととして

「ママはいつでも一番の味方だし、いつでも一番応援してる」

と伝えました。

「つむちゃんもだよね?」と弟(つむぐといいます)に言ったら、

まだあやふやなサ行の発音で「つむ、おうえんちてる」と言いました。笑

 

そう、みんなみーんな、応援してる。

 

 

 

「めでたしめでたし」では進まない、凸凹だらけの日々。

でも、そういう日々だからこそ愛おしく、

そういう日々だからこそ、息子にいろいろなことを伝えてあげたいと思うのかもしれません。

 

とにかく一貫して伝えたいのはママはどんな時も一番の味方だってこと。

またデコボコの中でボコっと凹むような出来事があれば、その度に何度も伝えたいと思います。

 

そして、

凹んだ時は、ママからの言葉で平らに満たしてあげたいなんて今は思いますが、

きっとそんな風に私が手を差し伸べられる日々はあっという間に過ぎ去るのでしょう。

こんな時期は今だけのものだと、デコボコを感じた時にこそ強く思うのです。

今だけのこの日々、大切にしなくては。

 

最近またぐっと背が伸びたかなと思う息子の姿を見ながら、

この期間限定の"デコボコデイズ"を想う夏です。

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