PARENTS JOURNAL

思い出す、「慣らし保育」の季節

4月がはじまりましたね。

我が家の息子達は二人揃って保育園に通っていますが、やはりこの時期になると思い出すのは初めて保育園に通い始めた時のこと。

いわゆる「慣らし保育」時期のことです。

 

改めてどうだったっけ?と思い過去の日記を振り返ってみたら、いろんなことが思い出されました。

 

これから同じくそんな時期を迎えるご家庭の参考になるかわかりませんが、、、

今回は我が家の「慣らし保育」時期を過去の日記と共に振り返ってみました。

 

 

 

もうそもそも入園前の準備からなかなか苦戦していた様子が伺えます。

 

・・・・・

2018.3.31

入園準備でシーツに名札を縫い付けなくてはならず、超不器用な私は上手くできずに発狂。

私より器用な夫が手伝ってくれてようやく完成した。

そもそも何で裁縫イコール母親と思ったのだろう、そういう前近代的なステレオタイプはぶっ壊す。

なぜなら私より夫の方が器用だから!!!

・・・・・

 

焦りからか乱暴な言い回しになっていてすみません。。。苦笑

でもその通りだよなあと今でも思ってます。

入園した頃の長男。そうか、こうやって抱っこ紐の中で寝ていた時期か。。。

と、改めてその小ささを思い出しました。

 

・・・・・

 

2018.4.1

先生曰く「初日にしては驚くほど落ち着いて過ごしてました」とのことで一安心。

更に「お母さんが穏やかに育ててるからですね」と言ってくれた。

この一言がものすごく嬉しかった。

育児って普段誰かにあらためて認められたり評価されたりすることが皆無なので、社交辞令でもそう言ってもらえて嬉しい。

・・・・・

 

2018.4.中旬

お迎えの時間。その日あったことを先生が教えてくれるんだけれど、

今日は「ぬいくん、初めてひとりで〇〇してました!」だって!

なんか、よく保育園に預けると、その子のはじめてのタイミングに出会えなくて悲しい、みたいな話を聞くけれど、、、

私は今日保育園の先生にそうやって言われてもそんなに嫌な気持ちにはならなかったなあ。

むしろ先生が「ぬいくんすごいですね、どんどん成長してますね!」と喜ばしく教えてくれたから

(先生はお仕事とはいえ)息子の成長を共に喜んでくれる人がいて嬉しい、と思ったのだった。

・・・・・

 

保育士の先生の存在は、何もかも初めての私にとって本当に心強かったし、現在進行形で心から頼りにしている存在です。

大変なお仕事だと思うのですが、いつも子供達を優しく導いてくれる、そして親と共に子供の成長を喜んでくれる。

そんな存在がどれだけ嬉しくて、どれだけ励みになったか。

ずっとずっと先生方には感謝しかありません。

 

・・・・・

 

2018.4.下旬

毎朝送るときに泣いていたけれど、とうとう朝送って行ったら自ら手を伸ばして先生に抱かれに行った。

泣きそうになっていたけれど、ぐっと我慢して泣かなかった。

息子よ!!!母はその成長に涙が出たぞ!!!うわーーーーん!

・・・・・

 

思い返しても泣けますが、息子と共に親も生活に慣れていく。

非日常が日常になっていく。

大波がやがて凪になり、向こう岸に辿り着く。そんな感じでしょうか。

 

最後は次男の時の日記

・・・・・

 

2020.4.中旬

お迎えに行ったとき、おすわりしながら先生と笑顔で遊んでいる姿を見て、小さな次男がはじめて社会と繋がった瞬間を見た。なんか感動。

・・・・・

 

子供達にとって、保育園ははじめての家庭以外の社会。

親子共々はじめは大変なこともあるけれど、子供にとってかけがえのない時間を作ってくれる場所なんだとも思っています。

こちらは入園した頃の次男。まだまだ手づかみ食べから自分のグーも食べていた頃。笑

 

人それぞれの感じ方・考え方はあると思いますが

私の場合は子供と離れる時間ができたことにより、自分の時間を大切に使うことができ、子供の存在をより尊重できるようになったと思います。

子供には子供の世界と人生がある。

って当たり前なんですが、離れる時間が改めて気づかせてくれました。

そして何より、子供と離れる時間があるからこそ、一緒に過ごす時間がより濃厚でより愛しいものになりました。

お迎えに行った時に駆け寄ってくる子供の可愛さたるや、、、

 

年度末に園生活の写真を整理しました。

おともだちに囲まれ、かけがえのない経験をしている様子がたくさん。

 

 

 

そして改めて過去の日記を振り返り、あの頃の息子、あの頃の私、よく頑張っていた!とこみあげるものがありました。

仕事復帰、慣らし保育、いろいろな生活の変化。。。

渦中にいると必死で気づきにくいですが、新しい環境に飛び込むのは本当に大変なことだから、未来の私から目一杯の労いの言葉をかけたいです。

 

 

そして、大丈夫大丈夫、最初のがんばりは必ず報われるから、という言葉もかけてあげたい。

そして同じ言葉を、もしかしたらここを読んでくださっている絶賛慣らし保育中の親子の方々にも。

きっと今不安でいっぱいなはずの土壌に、少しだけでも安心の種を植えられたらと願います。

 

この春の経験を、夏、ともに大きく開花させましょうね。

えいえいおー!!!

保育園まで手を繋いで向かう息子たち。

こんな姿を見ていると「私も一日頑張るか」と思えます。

 

ページの上部に戻る