MATO PARENTS JOURNAL
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BLUE
自由研究との向き合い方。心の成長の裏にあったストーリー
柿沼 絢乃
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はじめまして。
この3月よりMATO JOURNALでお世話になります かきぬま あやの と申します。
2児の母、2歳と5歳の男の子を育てながら東京で働き、生活する、いたって普通の30代。
MATO by MARLMARLさん、こんな普通な私で大丈夫ですか?と思ってしまうのですが、
背伸びしないリアルな育児のある生活をお伝えできればと思い、思い切って今回のライター募集に応募いたしました。
応募時は「2022お正月の思い出」に関するエッセイが課題テーマだったのですが、
お正月早々子供達にめちゃくちゃに怒ってしまい反省した、
というなんともお恥ずかしくもありのままの文章を提出したところ、採用していただきました。笑
さて、時を同じくしてライターになられた中澤さんがこの1年どんなことを伝えていきたいか、
というジャーナルを先にご投稿されており、あまりに素晴らしい内容と共感の思いに感化され、私もまず一つ目は「どんなことを伝えたいか」書いてみたいと思ったのでした。
育児において「共感」という気持ちがどれだけ支えになるか、経験された方ならわかってもらえるのではないでしょうか。
私は子供を産むまで「共感しなくても、されなくても、できなくても、各々尊重されていればそれでいい」という気持ちを少なからず持っていました。
もちろん今でもそう思う部分が無くなったわけではないのですが、ああ、共感し合うのってこんなに人を強くするのかと思った出来事を、長男の産後4日目(母になって4日目)に経験しました。
その時のことを当時の育児日記にこんな風に書いています。
.
2017.2.6(産院にて、入院4日目)
赤ちゃんはまだ体内リズムができていない。
そしてそんな中どちらかというと夜中の方が盛り上がっている気がする。
他の病室からも泣き声がたくさん聞こえるのはどちらかというと深夜。
昨晩、赤ちゃんがいよいよ泣き止まず、本当に全然寝られなくて精神的にちょっとつらいぞ…と。
夜中携帯で「産後 大変」だかなんだか、そんなワードで検索したら先輩ママのブログに辿り着いた。
知らない誰かのブログなのに、読んでいたら「みんな同じなんだ」と、ちょっと落ち着いた。
母に練習期間はない、産まれたらいきなり母にならなくてはいけない。
自分のことなのにいきなりすぎてついていけない、っていうのは当たり前なのかも。
だって私数日前まで母親じゃないのに、今日はもう母親なんだよ、なんかそれってすごいことだよね…
私が産んだところは初日から母子同室で、はじめての出来事だらけの赤ちゃんとの生活は「困惑」を超えて、もはや「恐怖」だった。
いきなり感満載。
はじめてのオムツ替えも見事に失敗した。苦笑
そう、なにもかも初めてなのだ。
そんな気持ちを抱えて翌朝、会陰切開部分の抜糸に行ったら、同じ日に産んだママがずらり。
寝れてます?おっぱい飲んでます?なんていう会話と、わかるわかる、という共感だけで随分救われた。
そうか、ママ友というのは大いなる同意と共感で築かれる関係性なのだな、と実感。
.
このときは適当な言葉が見つからず「ママ友」って書いていますが、ママだけじゃなく、育児に関わる全ての人たちにとって「共感」は時に力になるのではないでしょうか。
大変だよね、わかるよ。
幸せだよね、わかるわかる!
そんな思いが支えになって、今日も育児に向き合える。
特別な生活ではないけれど、ありふれた私の毎日が誰かの育児の「共感」と「支え」になれば。
そんな思いでこの一年を過ごしてみたいと思います。
皆様、どうぞよろしくお願い致します!
柿沼 絢乃
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