JOURNAL

大地の恵み、アイスクリーム

そろそろ暑さも混じる気候になり、アイスの出番が増えてきたところでしょうか。

コンビニで気軽に豊富なラインナップから、あれにしようかこれにしようか迷いながら選ぶことは、子供のときから変わらず楽しいものです。

幼いころは、フルーツ屋さんのTAKANOに併設されているジェラート店に行けることが極上のご褒美で、
ジェラートという文字を見るといまでも少し身構えつつもつい微笑んでしまう感覚が残っています。(ちなみにジェラートはオレンジ一択!)


といいつつ、大人になってからはあまりアイスというものに手を伸ばさなくなったのですが、最近これは!というお店に出会いました。

神奈川県横浜市青葉区にある青果、ミコト屋さんです。そう、八百屋さん。
言わずもがな野菜や果物を販売しています。


もともとは全国各地の厳選した野菜たちを移動販売という形で展開。
10周年を迎える今年拠点となる店舗をオープン。畑と食卓の距離をもっと近づけることをコンセプトに
選び抜いた野菜やオリジナルの食品などを販売する、新しい形の八百屋さんとなっています。
(ちなみにイベント出店時につくっているパッタイも絶品。)

その店舗を始める際に驚いたのが、アイスクリーム屋を併設するということ。
八百屋さんによるアイスクリーム、これは気になりますよね。


もうすでに何度も足を運んでいるんですが、フレーバーもミコト屋ならではの個性溢れるものばかり。
正直、食べる前にどんな味なのか想像できないんです。絶妙な味の層と組み合わせ。食べて、唸ります。

右:赤ワインの搾りかす 左:月桂樹とオリーブオイル 下:クレソン

右:ハニーローズ 左:ビーツ、梅干し、柑橘 下:おにぐるみプラリネ

ほんとにどれも美味しいのですが、特に個人的なおすすめは野菜のフレーバー。
クレソンはその風味と味わいに、おっ!っと声を上げてしまったくらいです。

そして先日まだ店頭に並ぶ前のセロリのアイスをいただき、これがまたスタンディングオベーションもの。
セロリの独特の香りはそのままに、好き嫌いが分かれるであろう嫌な苦味は一切なく、アイスクリームとして堂々の存在に。


こんな素材までアイスにしてしまうのかと、アイスクリームがもつ懐の深さに驚きです。
野菜のアイスクリームは、いわば、凍ったサラダ。どんなに食べても罪悪感、ないんですよね。

妻も子供もミコト屋のアイスの大ファンで、家族で度々伺っています。

息子は普段の食事では好んで野菜を食べるほうではないですが、アイスクリームだと全く別物らしく、どのフレーバーも迷うことなく嫌がることなく美味しく食べています。
 

また同じものを作り続けるのではなく、訪ねる度に毎回異なるフレーバーを楽しめるのも嬉しいところ。
というのも、作られるアイスクリームたちは野菜を仕入れて販売する際に出る端の部分など、様々な理由で廃棄られてしまうであろう箇所を使用しているからなんです。

余って出た素材をアイスクリームに。まさに野菜の救世主。
八百屋という野菜を扱うお店だからこその発想だなぁと。

ロスを使用したものだけでなく、特徴的な素材を使ったフレーバーも日々開発されラインナップしています。

左に写っているのが、オーナーのおひとりであるテッペイさん。
気さくで面白い方なので、お店に行った際にはぜひ話かけてみてください

 

いま世界的に叫ばれているフードロス問題。悲しいことに日本はトップクラスの廃棄量を出してしまっているんです。
年間で600万トンものまだ”食べられる食品”が捨てられているそうです。

一人あたりにすると年間でおよそ48キロほど。
もったいないの心はどこに行った?と思うくらい今の日本の食料問題は根底から変えていかなければいけないところまで来ているんですね。


そういったことを野菜や果物を販売する中で、未来に向けてのメッセージも発信していミコト屋。
ムダを出さないお店の活動から、そしてアイスクリームという美味しさを通して考えるきっかけを与えてくれてるなぁと新鮮な美味しさの中から常々感じています。


大地に育まれた野菜や果物を無駄にしないアイスクリーム。

次行った時には、どんなフレーバーが生まれているのかとても楽しみ!

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