MATO PARENTS JOURNAL
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GREEN
夏は、冒険だ。
Taiki Yamanaka
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先日、妻のお母さんがやっている畑に行ってきました。
そこには育てている野菜やハーブだけでなく、わさわさと茂る竹藪があります。竹といえばそう、この時期は筍。
土からひょいと頭を出している筍。
ぼーっとしていると躓きます!春には様々な生き物たちが目を覚まし新たな命が芽生えてくる時期ですが、
中でも筍は春の勢いを象徴するような存在で、そのままにしていると一気に背の高いしなやかな竹へと成長。
そんな”勢い”をいただく気持ちで、今年も竹藪へ。
筍掘りは思っている以上に体力が必要で、張っている根も太く、筍の周囲を探りながら、
どのあたりからスコップを入れられるかなぁと少しずつ周りの土を除いていきます。
ポイントが決まったら、あとは渾身の一撃。(と言いつつ、一撃で決まることはほとんどないです笑)
今回の収穫はこんな感じに。
なんだか筍の皮の連なりって、恐竜の背中のよう。
こうして畑に来たり、自宅の庭で野菜を育てていると季節をいただくことの大切さをより身をもって感じるようになりました。
季節野菜やフルーツには大地の力や恵が詰まっているとはよく耳にしますが、やっぱり食べてみると全然違うんですね。
味も、口から身体へと馴染んでいくような心地よさも。
凝った料理をするのではなく、そのままを残すようにシンプルに、が何よりのご馳走。薄めに味付けした筍ご飯はまず作りたいところ。
そういえば先日とある友人が言っていました。
春になると心の状態が崩れてしまうのは季節の変化に身体が追いつけていないから。
冬の寒い時期に縮こまってしまった心と身体をゆっくり溶かしていく必要があるのだそう。
そのためにあるのが二十四節気。日本の四季をさらに細かく分けて、季節の移ろいを表現したものです。
立春や夏至などは聞いたことありますよね。ゆず湯にはいったり、かぼちゃを食べたり。これらは巡る季節に順応するための儀式みたいなものということなんです。
僕自身もこれまでなんとなく、あ~昔から言われている暦や習慣のことね。
ぐらいにしか捉えていなかったのですが、日本に暮らす先人たちが季節に沿って豊かに暮らすための知恵を
この暦の中に残していたのだと気付いた時には、季節のものを食すということと、どこか繋がりがあるなぁと感じました。
話は畑に戻りますが、筍を掘り終わって、人参やハーブ類なども収穫。
じゃあ休憩にしようか〜ということで取り出してきたのがこちらのストーブ。
DIYでつくったものをいただいたロケットストーブというものなんだそう。落ちて枯れた竹の枝を拾って火をつけお湯を沸かします。
子供たちも火を起こすことに好奇心が湧き上がったのか、率先して小枝をストーブの中に。
食べると言うことは、食卓の上だけでのことではない。
時々家で食事をしていると、これは畑で採ったもの、これはあの農家さんのもの。など全てがどこから来たものかわかる時があります。
僕は幼い頃から食べ物の好き嫌いが相当に多い方でした。
学校給食の野菜は全部残してしまう、ということもありました。でもいまは、なぜ食べられなかったのかなんとなくわかる気がします。
毎年恒例の筍掘り。竹薮の近くに住みたい願望、でてきました。
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