JOURNAL

「当たり前」をすっ飛ばして

昨年末に舞い込んできた、

いま現在わたしがしている新しい環境でのお仕事のお話は

「お疲れ様です!!!!お元気にされていますか〜〜^^」と、

とても軽やかに一通のメッセージからもたらされた。

 

4年半年ほど前にインタビューをしてくださった会社の代表さん。

そのときは、わたしが20代ではじめて勤めた会社の当時の先輩がアテンドしてきてくれて

札幌から2時間離れたわたしの暮らす町までやってきてくださったのでした。

 

当時わたしは結婚したばかりで、

まだ娘は生まれていなかった。

 

せっかくなので放牧地の真ん中にテーブルを用意してピクニックスタイルでインタビューを受けたのでした。写真は先輩撮影。

それから4年半後の昨年末、とても軽やかに連絡をくださった。

 

札幌の現場でフリーランスで案件を受けられる方がいないか、という相談で。

少しだけ考えて、わたしもスポット案件であれば手を挙げたい、と伝えた。

 

このお仕事を、約半年続けてきてみて一段落を感じるいま振り返ってみたときに思ったのは、

なんて「当たり前」をすっ飛ばして打診してくださったのだろう、ということだった。

案件が本番の日の朝、現場から

 

東京の企業さんだったこともあって、まず「距離感の当たり前」をすっ飛ばしてくれた。

札幌の現場からわたしは2時間離れている。距離にして120km弱。

仕事的に、2時間×5回(+α)ほどの打ち合わせが必須のところ、おおよそZOOMで対応OKとのこと。

一番最初、具体的な条件を代表の方とお話したとき

わたしの住む町がどれくらい札幌から離れているかあまり意識がおありでなかった、

ということが、札幌で仕事をしている今日のわたしに繋がっていると思う笑。

それがよかった。

 

そして次の「当たり前」は、子育てをしている、ということだった。

地方と呼ばれる地域でまだ2歳の娘を育てているわたしが、

家を思いきり空ける日が確実にある案件を一ヶ月に数件でも受けられるか。

その質問に対面してみてポンと出た答えは「受けられる」だった。

娘はこども園に通っているし、特に同居という今の暮らし方ならたしかに受けられるな、と。

 

そんな風にして、じぶんがなんとなく持っていた「当たり前」を思いっきり

思ってもいなかったところから吹き飛ばしてもらい、

この半年、約120kmの道のりを定期的に通いながら仕事をしている。

 

普通に暮らしていたら出会いようのなかった方々と出会い、同じくママをしている親友とも同じ現場に入れ、

感動したり、緊張したり、嬉しかったり、人生を応援する言葉を誰かへ伝えたり、慌てたり。

 

自分ができることで、どこかの会社、だれか個人の役に立てること。

慣れない環境のなかで教えてもらってばかりで、そんな自分もちょっと久しぶりで新鮮。

その気持ちのせわしなさが一段落する少し前、いとこ家族の暮らす街へ一泊二日で娘と出かけた。

 

娘とゆっくり過ごす時間が少なくなっていたし、いろんなお話を聞いたり聞かせてもらいに!

こちらは札幌とは真反対の方向に我が家から230kmくらいかな?

北海道は本当に広いですよね。

「思いきって出かけた」。

 

今年はよく「思いきって、」と思っている気がする。

 

札幌での仕事も、いとこ家族のもとへ一泊で出かけたことも、

思いきったことだった。

 

思いきってしたことは、大抵その後をちょっと忙しくさせたりするけれど、

 

「自分なり」であったり、「自分らしさ」であったり、

そういった自分のことをよくよく見つめさせてくれる。

 

わたしのなかの当たり前をすっ飛ばし、思いきってみよう、と思わせてくれた

少し離れたところから声をかけてくれた皆さんありがとう。

 

 

ただ体調が伴わなくて、いまも一週間声がガラガラのまま…!

それこそ思いきって、これまで通りではない自分のメンテナンスを日常に取り入れなければ。

札幌から友人が遊びに来てくれて、ようやく今年のよもぎを摘みに行ってみた日。娘は園に登園してもらっていたので、娘の経験のためじゃなく、わたしのための時間だった。こういう日も大事だなと知る。友人が送ってくれた写真。


最近の好きな2枚^^上は、スイカの収穫目安の印を立てているパパのおしりにかじり虫をしている娘。下は、登園前に朝顔を庭に植えたときの1枚で、土の上に寝そべりなんと自由な…!と笑った。当たり前なんて、ないよね!

 

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