PARENTS JOURNAL

アアルトの自邸とスタジオ フィンランドにて

あけましておめでとうございます。

みなさま、年末年始はいかがお過ごしだったでしょうか。

私はゆっくり家族で過ごしました。初詣に行って、おせちを食べて、凧揚げして、お風呂に入って、寝る。派手なことは何もしませんでしたが、家族みんなが元気でいることができて、しみじみ嬉しかったです。

 

引き続きコロナ禍の中にある2022年。長いお休みがあってもまだ旅行は行きづらいですね。
いつかまた海外にも安心して行ける日が来ることを願って、今日はフィンランドに旅行した時に行ったアアルトのアトリエと自邸を訪れた時の写真をシェアしたいと思います。

 



アルヴァ・アアルト(Alvar Aalto)とは・・・?

フィンランドを代表する世界的な建築家でデザイン・建築界で大きな影響力を持っています。
家具や雑貨にも力を入れていて、アルテック社を設立して家具や照明もデザイン・販売していました。1936年に発表したiittalaのフラワーベースは世界で最も有名なガラス作品の一つです。

 

 

 

フィンランドのヘルシンキ中央駅からトラムで20分。アアルトのアトリエと自邸を見学しました。

トラムを降りたらこんな風景。アアルト先生もお散歩されていたのかな。

 

 

アトリエでは財団スタッフの方がガイドしてくれます。

 

 

自然光の差し込む製図室。ここで素晴らしい建築たちが考えられていたんだなぁと思うと感慨深かったです。

 

 

華美でなく、でも居心地の良さや人への優しさが感じられるアトリエ。

 

 

スタッフみんなでご飯を食べる食堂もありました。人や生活を大切にしていることが伝わってきます。

 

 

 

自然の美しさが身近に感じられるミーティングも行われていた吹き抜けのスペース。円形劇場を模した階段状の中庭が建物に囲まれています。

 

 

 

アトリエの外で記念撮影。ツアーで一緒だった、メキシコから来たという建築家のMayaさん。
後で写真送るね、って約束したのに結局送らないままになってしまって、、たまに思い出してなんで私は送らなかったんだろうと悔やんでいます。

 

 

 

次はアアルト自邸です。

アルヴァ・アアルトと奥さんで建築家でデザイナーのアイノ・アアルトが住んだ家。スタジオからすぐの距離にあります。

 

 

 

思ったよりこじんまりとしたリビング。スタイリッシュでクールで豪華、とは真逆の、とても居心地の良い暖かい空間です。ここで暮らす家族の暖かさが感じられます。

 

 

大きな窓からは自然が身近に感じられます。

 

 

ダイニングもベッドルームも慎ましく、暖かい。(天気がとても良くて、お部屋の中が明るく、写真がうまく撮れていません…)

 

 

 

まずびっくりしたのは、気取っていないありのままの人の暖かさ。自分が好きなものを集めて、それを愛ながら愛する家族との時間を重ねていく。世界的な建築家の「かっこいい空間」が目に飛び込んでくるのではなく、そこで暮らす人の幸せがまずは浮かんできました。

 

建築芸術は、いわゆる事務所的な環境では生まれない。」とアアルトは言ったそうです。

 

我が家も家族の時間のことを考えながら、少しずつ居心地の良さを膨らませていけたらいいな、と思います。

 

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