MATO PARENTS JOURNAL
- KAWAII
- 79
- OMG
- 2
- YEAHHH
- 66
RED
娘の最初の反抗期
石川 明日香
この夏、高校3年間を海外で過ごした息子が帰国しました。
送り出したときは、まだ中学を卒業したばかりの 15 歳で、
心配で寂しくて、私の方がとてもしんどかったのですが……
時間が経つのが早いこと!
3年って、こんなにあっという間なんですね。
息子がいない生活にも慣れ、息子の部屋はすっかり家族の物置に。
家族5人の生活がようやくテンポ良く回り出したと思ったら……
もう帰ってきました。笑
そして家族6人の生活がスタート。
思春期と言われる時期は、息子の場合、小学校5〜6年生。
そのころは友達といるときに呼びかけても無視されていました。涙
早めに始まった息子の思春期は中学に上がる頃には落ち着き、
高校時代を親元を離れて暮らしたことで良い距離感が生まれたのか、
今では親子というか、同志というか……。
20代の頃の理想だった
「友達みたいな親子になりたい!」
が叶い、今ではなんでも話せる関係です。
そんな親子なので、家族で出かけるときや家族ディナーにも
息子は迷いなく一緒に来てくれて、下の子どもたちの面倒(主に3歳の娘)をよく見てくれます。
私と一緒に娘が帰宅すると玄関まで迎えに来てくれて、
「一緒に手を洗おう」と声をかけてくれたり、
昨晩はチャプチェに入っていた野菜が嫌! と憤慨する娘をなだめながら、
お箸で野菜を取り除いてくれていました。笑
娘の遊びにも私より根気強く付き合ってくれます
長女もよく下の子たちのケアをしてくれていますが、それとはまた違った接し方で、
息子の気配りと優しさにとても救われます。
大袈裟かもしれませんが、その微笑ましい光景を見るたびに
「なんて幸せな人生なんだろう」
と、自分の人生を誇りに思ったり。
まだ先は長いのに、既に人生やり切った感です。笑
9ヶ月の次男は前方のベビーカーに乗車中
そんな最近の天沼家。
家族でご飯を食べに行った帰り道のことです。
月明かりの下を歩いていたら、
3歳の娘が影を見つけました。
それに気づいた長男が
「それは影だよ。足にくっついてるよ! 見てごらん」
と声をかけました。
自分の足を上げて、何度も足の裏を確認する3歳の娘。
足の裏には何もついていないのに、影は足から地面に向かって伸びています。
走ってもついてくる。
消えたと思ったら違う方向に伸びている。
それがとにかく不思議でたまらなかったようで、
影を追いかけながら走って家に帰りました。
子供には、影ってそんな不思議なことに感じるんだ。
子どもといると、大人の私たちにとっては当たり前のこと、当たり前の存在に
改めて気づかせてくれる体験によく出会います。
10代の長男・長女にとっても、きっとそれは同じこと。
この夜の出来事を見ていて、
子ども時代を終えた長男・長女も小さい子どもと生活することで、
自分の中での当たり前や常識について、改めて考える機会が増えるんだろうなと思いました。
それは逆もまた然りで、
私が気づかない娘の「???」に気づいて、
それを一緒に掘り下げてくれる人が身近にいるということはとてもいい環境。
この先たくさんの「初めて」に出会っていく子どもたち。
「Why?」「What?」に答えてくれる兄と姉が常にいて、
きっとたくさんの学びを自然と与えてもらえるんだろうなと思います。
家族で刺激を与え合えるって、とてもいい。
石川 明日香
石川 明日香
石川 明日香
石川 明日香