PARENTS JOURNAL

キミと僕のニガテ

「アサガオまだ寝てるね。寝坊助だね。」

「おはよー!」と、アサガオに声をかける子ども達の姿に朝からほっこりな私です。

みなさん、苦手なものはありますか?

私は虫が苦手なんです、、。男の子ママなのに虫が苦手なんて困ったものです。

 

先日、幼稚園に通う息子が園から絵本を借りて来ました。

ママ、絵本読んで!と絵本バッグから取り出したのは、リアルな実写のてんとう虫の絵本。

私は思わず、ぎゃーー!っと叫んでしまいました。それに驚いたのか、息子はわんわん泣き始めました。

ごめん、ごめん、ママは虫が苦手だからびっくりしちゃったんだ、ごめんね。

 

少し落ち着いた次男は、私にこう言いました。

「この絵本ね、ママのために借りてきたの。」

そうだったのか、どうして?

「赤と黒がキレイだったから、ママに見せたくてこの絵本にしたの、でももう借りてこないから」と、言うとまたシクシク泣き始めました。

そうだったのか、、、本当に申し訳ない。

 

私も期待に応えなきゃと、絵本をめくると、

さらにリアルなてんとう虫のお腹が、、

私はまたギャーー!と叫んでしまいました。

 

また、大声を出してしまい、次男はまた泣き始めてしまいました。

私も心の中で葛藤し、泣きながら「ママ、読むね!読んでほしいよね、ママは虫が苦手だけど頑張るね」と伝えると 

「頑張らなくて良い、ごめんね」と謝る次男。

「いや、読む!ママに見せたかったんだよね?」

「じゃあ、半分だけでいいよ」

「わかった半分ね」と、2人で泣きながら抱きしめ合い、絵本を読み始めました。

 

(ドラマチックな私たちww)

 

そんなやりとりを近くで見ていた長男は、「まったく、2人ともそんなに泣かなくてもいいじゃん、じゃあ僕が読もうか?」と言ってくれたんです。

 

長男は音読が苦手なのに、私たちのことに気持ちが動いてそう言ってくれたことが、心から嬉しかった。

私は虫が苦手

次男は野菜を食べるのが苦手

この経験で、私は

相手が苦手だとわかっているのに理由をつけて食べてほしいと言っていたのか、、、。
もし逆の立場だったら、虫が苦手な私にこの虫を触ってみてと言っているようなものかもしれない、、、

うわぁ、無理だ。

 

逆の立場になってみて、やっと気づけることがある。無意識に親のエゴを押し付けている。決してそこに悪気はない。

 

これからは、野菜を「お願いだから食べて」ではなく「もし食べれそうなら食べてほしい。でも無理してまで食べる必要はない」と伝えたいなと思った。

なぜ私が、虫が苦手なのかよく分からないように、

なんとなく苦手なものは、誰にだってあるはず。

 

子どもに寄り添うってそう言うことの積み重ねなのだろう。

甘やかすと寄り添うは全く別もの。

寄り添ってみて、最後は子ども自身がどうしたいかを決めればいいんだな。

私も今まで、そうしてきたように。

 

 

 

 

 

 

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