PARENTS JOURNAL

時代のニーズから繋がった、プラスチックゴミ削減

はじめにフォーカスするのは、ベビー・キッズブランドMARLMARLのシグニチャー的存在「まあるいスタイ」や「お食事エプロン」のパッケージ。

縫いあがった商品がお客様の手に届くまで、清潔に大切に保管するための「納品形態」を見直したことで、輸入や配送時の荷物を少なくでき、プラスチック廃棄量の削減にも繋がった事例をご紹介します。

yomサステナブル推進チーム | MATO by MARLMARL

元々出産祝いとして人気だった「スタイ」や「お食事エプロン」は、写真のようなプラスチックケースに入って納品され、工場から送られてきていました。

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二次利用もしやすいPVC BOXとチャック付きパッケージ

数年前までは手軽な出産祝いとしてスタイやエプロンを単品でご購入されるお客さまも多く、商品が納品された状態でそのままお客様にベストな形で届けられるよう、このスタイルで納品をしていました。

しかしブランドの成長に伴い、単品ではなく複数のアイテムを組み合わせた “ギフトボックス” の人気が高まってきました。
またコロナ禍の影響でオンラインショッピングの利用が増えたことに比例し、By MARLMARL(コーディネートされたギフトボックス)の人気も増加しました。

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By MARLMARL / コーディネートされたギフトボックス

そんなギフトボックスに入れてラッピングをする場合は、プラスチックケースから商品を取り出し、ボックスに詰めて仕上げます。

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ひとつひとつ丁寧に、手作業でギフトボックスをつくります。

そうして出てきたのが「ギフトボックスの需要が増える=プラスチックケースの廃棄が増える」という課題でした。


そこで立ち上がったのが商品を各ショップに送ったり、オンラインショッピングの配送手配を担う、Logistics Div. (通称ラボ)のメンバー!

以前に比べてプラスチックケースが不要になる場面を日々目にしており、課題提起をしてくれました。

結果、現在ではプラスチック使用量の少ない薄手のOPP袋の納品へと移行。
ベビー用品なので、工場からの納品過程で清潔さを担保できることを前提に、紙や布ではないOPP袋を最終的に選択しました。

従来のプラスチックケースは、単品でのご購入時など、必要な方に必要な時だけお渡しするスタイルを徹底いたしました。

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そしてこの改善策は、プラスチックゴミの削減だけではなく、納品や配送の「効率」も格段にアップさせることに。

元々のパッケージは「そのままギフトできる」ことを前提としたデザインだったため、量が増えるとその分スペースを取り、かさばっていました。
新しく導入したOPP袋は薄く、省スペースでコンパクトな収納が叶うように。

例えば各ショップでは、同じスペースにより多くの商品をストックしておけることで商品の欠品機会が減り、お客様が欲しいタイミングで欲しい商品をきちんとご案内できるようになりました。

さらに倉庫では、商品が納品される際、以前と同じ商品数でも段ボールが小さくなるという変化が。そうなると身体の小さな女性スタッフでも持ち運びやすくなり、作業の効率が上がりました。


「ギフト」「ベビー用品」というカテゴリの中で、商品の安全性や納品の効率性などを求めると「プラスチックゼロ」という視点ではまだまだ課題があります。

ただ、その中ですぐに対応できる最善のプラスチック削減・輸送荷物の最小化を実現できた実例です。

今までの「当たり前のやり方」を定期的に見直し、アップデートしていく。

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ギフトを贈る側、贈られる側のワクワクはそのままに。
見えない部分で、小さくも確実な改善をこれからも続けていきます。

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