PARENTS JOURNAL

WELCOME TO THE WORLD! 後編

さてと。

だいぶ自分の中でですが温めてしまいました、この出産記後編。

まずはもう記憶にも古くなってしまいましたが、前編のコチラから読んでいただけると嬉しいです。

 

WELCOME TO THE WORLD!前編

 

この前編の最後にもあったように、そうなんです。せっかく綺麗で評判のいい病院をチョイスしたのにも関わらず、この狭い狭いちょっと古びた新生児を置くベッドもぎりぎりに置けるか置けないかのようなそんなお部屋でのお産が確定してしまったのです。

今でも鮮明に思い出すここのお部屋。

このお部屋でのお産が確定したと同時にここに運び込まれたのが、私の寝ているベッドの横にある、新生児の体重を測ったり生まれたばかりの赤ちゃんの体温を安定させるこの新生児用ベッド。

 

これがきたお陰?で旦那が座っていたパイプ椅子の居場所もなくなり笑、ついに旦那の居場所がなくなりました。

流石に付き添いで来てくれたのに座れないのはかわいそう。でも私はそんな旦那のことを構ってあげられる余裕もない!笑

ごめんね!あとちょっとで生まれるといいね!なんて言いながら前回も言った通り、一息つきに1階のカフェテリアのある場所に向かった旦那。

 

それと同時に「陣痛を早めるために、破水して赤ちゃんが早く生まれてくるようにするわよ!」と言われもう何の要望も通らないと悟った私は笑、素直に首を縦に振ると、瞬時に破水が始まりました。

それと同時に急にBEEP音が鳴り、何の音!?と思っている私をよそに急に沢山のナースや医師たちが現れ、何やら急激にその狭くて古っぽい部屋は張り詰めた空気に...。

みんなの顔から予測すると、何やらよくないことが起こっている予感。でも私には何のことやら分からず、怖くなってすぐには何が起こったかも聞けずにただ私も静かにコトの状態を把握できないかと様子を伺っておりました。

そんな急激に緊迫状態になった私の狭い部屋は、人でごった返しており、「なんかこんな密な状態で大丈夫なのか」と冷静に思ってしまったりもしました。

そしてこんな時に冷静にすぐ「何が起こったの?」と聞ける旦那もコーヒーブレイク中。笑

 

なんて、なんて間の悪い旦那なんだ!笑 と思ったけど、まあこればっかりは仕方がない。

ドキドキしながら自分で「何が起こったのか教えて」と担当ナースに聞くと「破水した途端赤ちゃんの心拍数が急激に下がってしまったから今対処しているところよ」と言われ、そういえば1人目のこの出産の時も同じようなことがあったな。と思い出しました。

その時も無事に心拍は戻ったので、経験していたことだしもう医師たちを信用するしかないので、祈る思いで待っていると、だんだんとみんなの顔がピリピリしてた顔から柔らかい顔に。

 

「一旦落ち着いたわ。大丈夫よ。」

 

担当ナースの声で張り裂けそうだった気持ちが落ち着け、この状況によく1人で耐えられたな。

落ち着け私。頑張った頑張った。

 

と独り言を言っている中、沢山のナースと医師たちは続々と狭い部屋から去っていきました。

でも担当ナースはその他3、4人掛け持ちして見ていたから忙しいのは知っているのに、私のそばにその後も一緒にいてくれました。優しい担当ナースで本当に嬉しかった・・泣

 

しばらくすると旦那が戻ってきて、私と担当ナースが彼の顔を見た瞬間に顔を見合わせていたので「何かあったの?」と聴いてくると同時に担当ナースが「あなたどこいって来たのよ!!今はもう落ち着いたんだけどあなたの赤ちゃん大変でずっとママとベビーは戦ってたんだからね!!」とちょっと笑いながら旦那に伝えてくれました。

私が怖い顔しながら旦那にそのことを話ししたらまた大変なことになるだろうから?と悟ってくれたのか端的に一気に旦那に伝えてくれたので本当に助かった!

 

「ああああああああそうだったのか。ごめんごめん」

って言ってたけど、ま、私も結構電話とかしたんだけど一切返事もなく折り返しもなく帰ってきましたけどね!!笑

 

こういう旦那との間の悪い出来事って皆さんもありませんか?笑 

そして私たちはこんな時にまた間の悪さ本領発揮されたので、一生忘れられない出来事になりました。haha

前回の出産に続き今回も酸素マスクさせられた。みんなお産の時にさせられるの?

そして麻酔も効いてきてちょっと落ち着いてきた午後1時前。毎度のごとく子宮口の大きさを確認しにくる先生。

まだまだだよな〜きっと。と思って呑気に過ごしていたのも束の間、

「あ!もうこんなに広がってる!お産開始するわよ!用意してくる!」

え!急に!さっきまだまだって言ってたじゃん!

 

と思いつつも、もうすぐ我が子に会える!と思うと緊張とワクワクの何とも言い表し難い気持ちになった。

お産って何回しても慣れないよね。だからこんな気持ちになるんだけども。

旦那もそわそわして立ち上がる。

 

 

ここで完全余談なのですが、1人目の時の面白出産話を。

1人目の時は2017年の時。

その当時は母と祖母がわざわざニューヨークに応援に駆けつけてくれ、私たちの近所にairbnbも借りてくれて、私てきに実家がニューヨークに丸ごとやってきた!と思うほどの贅沢をさせてもらえて、とても最高な臨月生活を送っておりました。

 

1人目のお産の時は、予定日10日過ぎてもなかなか陣痛がこなかったため、計画出産になりました。

あの頃はコロナ禍なんて微塵もなかったので、家族総出で病院に来てくれてました。

 

お産をするお部屋には付き添いが2人までだったので、祖母には部屋の外にあるベンチで待っててもらい、母と旦那がそばで付き添っててくれました。

そしていよいよイキんで出産するわよ!という時に、こんな時に!たまに出てくる母の天然ボケが炸裂され、そりゃあもう大変だったんです。笑

 

まずもうすぐイキまなければいけない!という初産で緊張している私の隣で、急にラマーズ法の練習をし出して笑(ひい、ひい、ふうううううううう!とそれはそれは主張がすごい笑)はい!10秒間頑張って全力でイキんで!!!と先生に言われた瞬間、隣で同じくイキむ母。笑

 

旦那は冷静に先生と一緒にカウントしてくれてたんだけど、もう隣で母が私と一緒に出産するかのようにイキみ出したのが本当に面白くて耐えられなくて爆笑してしまって笑、でも大きい声で「ちょっと!笑っちゃうからやめてよ!笑」とも言えず、イキんでいる途中途中の休憩の時に旦那の肩を叩き「ちょっとちょっと」と。

そして旦那に「ママが私の真似を全部してくれてるのは嬉しいんだけど、面白すぎて笑っちゃってイキめなくなっちゃうからあなた母を今すぐ止めて」と伝えたとろ、目の前で旦那が「お母さんお母さん」と。

 

「彼女がお母さんが一緒にイキむと笑ってしまってイキめなくなるらしいので、一旦止めてもらってもいいですか?すみません」とこれまた冷静に母に伝えてくれると母も我に返って爆笑。

私もその冷静に母に伝えた旦那とか色々面白すぎてまた爆笑。

こんな笑いしかないお産、もう一生ネタになるんだろうなと思ってその時は必死でしたが思い返すととっても幸せな爆笑お産でした。

 

とまあこの1人目の爆笑お産を思い出しながら、2人目はどうなるだろうな〜と思いつつ挑んだこのイキみタイム。

まあ1人目のように上手くイキめず、全然力が入らない。4年のブランクってやばいな。

年取ったな。。体力ないな。。無事産めるかな。。

って冷静になりながら30分間のイキみで無事に2人目の我が子が誕生しました。


ずっとずーーっと低体重と言われ心配されていた息子さん。普通に3000gをオーバーして登場。

なんだ!全然小さくないじゃん!

と思いきやナースや新生児担当の先生に「ちょっと小さく生まれてきたけど大丈夫大丈夫よ〜!」って言われてる!

え!どれだけ大きく産むの?!アメリカ!!

目薬さしたり色々された後の息子。まんまる。可愛い。

アメリカの病院って絶対この色のおくるみブランケットだよね。この色以外見たことない。見たことある人は是非教えて!

他の国のこういう定番なものとかもあったら教えて欲しいな。

 

ということで前日の夜中から陣痛が始まり、翌日12/23の1:30pm頃に無事産まれ出てくれました。

スヤア

この日夜10時頃まで一緒にいてくれた旦那も、次の日に仕事があるために帰宅。

 

1人目の時は1人で泊まることがすごく不安だったのに、2人目にもなるともう部屋は綺麗だし1人部屋だしで、何たるこの解放感!と言わんばかりにとにかく休みまくりました。

 

母子同室で夜子供を預けずにもいられたけど、こんな1人でベッドで眠れる日なんてしばらく絶対ない...!と思った私は、迷わず子供を新生児ルームに預かってもらい、とにかく泥のように寝た、寝た。

 

そして朝も何回か目が覚め、トイレに行ったりしたけど、9時まで検診以外に誰に起こされるわけでもなく寝たのは初めてだったので、もうそれはそれは素晴らしい目覚めでした。

 

上の娘はその間日本から応援しに駆けつけてくれた母と家で寝たのですが、これまた私たちがいなかったから夜は終始泣いていたらしい。母も大変お疲れ様でした。

そして朝になり、息子を連れてきてくれる?とナースに伝えると、やってきた息子さん。

てを上げて寝てる。可愛い。

そして優雅にランチを済ませながら、たまに起きる息子におっぱいをあげるだけの時間。

あとは、ベットに横になっているだけ。

本当にニューヨークなのに綺麗な病院だった。嬉しい。1人部屋。最高。

 

そんな中ふと「私これ以外に何もやらなくていいの?!」と手持ち無沙汰になった自分がびっくり!

逆に何もやることなくて、携帯で友達に「生まれたよ!」報告もしたし、もう携帯も別に見なくてもいいし、で、本当にぼーっとするだけの時間が贅沢すぎてそわそわした。

 

そんなふうに思っていたのも束の間、その時間の担当ナースさんがボソッと一言「これね、本当はいうのもアレなんだけど、他の階にコロナ陽性者が出てしまったのよ。だからあなたも2泊泊まれると思っていたかもしれないけど、危ないから1泊で家に帰った方がいいわよ?子供も生まれて24時間たったらもう退院できるし、ね?」と言われ、時間の使い方の贅沢さにそわそわした私ですが一気に現実に引き戻されました笑。

 

そうして旦那が仕事終わりで夕方に私をピックアップしに来てくれ、無事にいろんな手続きを済ませ、24時間強で退院しましたとさ。

まだまだ全然歩けないのに頑張ってちゃんと立って退院写真を撮ってもらう私。

そして帰ると待ち構えてたのは私のもう1人の大事な娘と母。

もうママとベイビー帰ってくるからお利口さんに待っていようね!と母に言われてたのか、とっても元気におうちに迎え入れてくれた娘。

初めてみる小さすぎる赤ちゃんに大興奮してました。

 

まさか自分が2人も子供を産んで、その2人の写真を撮る日が来たとは...ってこの写真を撮った時強く思った気がする。人生って何が起こるかわかりませんね。

そんな私のコロナ禍バタバタ出産記、これにて終わりにいたします。

長々と読んでくださった方、ありがとうございました。これからも寒い日が続きますが、皆様どうか、ご自愛ください。

(まだまだOVER THE SUN熱は続きます笑)

mayu

 

IG : mayutohfuku

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