MATO PARENTS JOURNAL
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BLUE
自由研究との向き合い方。心の成長の裏にあったストーリー
柿沼 絢乃
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実はこの夏、我が家に激震が走りました。
それはいよいよ暑さも本格化してきたかなという頃、パパの職場からやってきたお知らせ
!!!!パパ地方勤務の決定!!!!
それを聞いたときは、思わず「ぎゃー!」と叫んでしまいました。
もうなんというか、いろんな気持ちが相まって「ぎゃー」しか出てこなかったというのが正直なところです。苦笑
一緒に勤務先の土地に行くという選択肢もなかったわけではありませんが、
小一の長男がようやく小学校に慣れてきたかなという頃合いでしたし、
私と夫の中でその選択はありませんでした。
こういうターニングポイントともいえる局面で、すんなり同じ方向を向いた時、この人とパートナーで良かったなあと思います。
特に子どもが産まれてからの夫婦はチームだと思うので。良きチームメイトに恵まれました。
怒涛の準備期間を経て、パパは東京から旅立ち
私の平日完全ワンオペ育児生活がはじまりました。
というとなんだかとても大袈裟な感じではあるのですが、パパは毎週末「家族に会いたい!」と新幹線に乗って帰ってきています。
私も息子達もそんな週末を楽しみに3人の日々をなんとか奮闘しております。
ある時、MATO JOURNALのご担当の方とメールのやり取りをすることがあったのですが、
その中で、我が家の近況をぽろっと書きました。
すると
「いろいろと大変なこともあると想像しますが
柿沼さんファミリーなら前向きに楽しんでいるのかなとも感じております。
ぜひまたそのあたりの心境&環境の変化、
落ち着きましたらジャーナルに綴っていただきたいです!」
とお返事を頂きました。
「柿沼さんファミリーなら前向きに楽しんでいるのかなとも感じております。」
と書いてくださっていたことがとても嬉しく思えました。
確かに、毎日ワンオペの日々を過ごしているのですが、後ろ向きになることはありません。
イライラもしますし、正直子ども達と大人一人で向き合って、怒り狂うような日(苦笑)もありますが
今の状況に対し、悲観的になることはないかもしれません。
(楽観的な自身の性格がそうさせるというのも大いにあるかと思うのですが・・・笑)
ご担当者さんの言葉が嬉しくて、前向きの秘訣があったら書きたいなあと思っていました。
でもなかなか自分でも明文化できるようなことが見つけられず、季節は秋になりました。
そんなある日、聞いていたラジオでこんな内容を耳にしたのです。
それは本を紹介するコーナーでのこと。
その日は《自炊がうまくいく秘訣》が書かれた本の紹介だったのですが、本の一節がいくつか読み上げられました。
「作った料理を細かく評価せず、やりすぎくらいに自分を褒める」
「自分の中に厳しすぎる目があると苦しくなってしまうので、失敗も学びの機会だったと捉える。
寛大な心で何度も褒めてあげてください」
あ!これだ!と思いました。
私も毎日のワンオペ育児に対し、この心持ちで取り組んでいるかもと気づいたのです。
とにかく
朝起きて、夜寝かせるまで、一日何事もなく無事に子どもたちと過ごすことができたら、もうそれだけで100点!
と。
「何事もなく」ない時も多々ありますが、苦笑
今日という日を息子ふたりと終えられただけで100点!
なんならそれがワンオペだったら、もう120点!と自分を褒めてあげる。
確かにそう思っている自分に気づきました。
自分に寛大になるというのは時に本当に難しいことだと感じます。
でも、明日の自分のためにも時には甘いくらいの評価も必要でしょう。
「やりすぎくらいに自分を褒める!」
これは自分にも、皆さんにも、声を大にして伝えたいことかもしれません。
育児に奮闘する皆さん、自分ではない誰かに心血を注ぐなんて、もうそれだけで毎日100点!
更にワンオペで頑張る同志の皆さん、私も含めてみんなもう120点!!
最後に、もうひとつだけ
この状況を家族みんなで頑張ろうと思った長男の言葉を記します。
息子たちにとって、パパが離れたところにいるのは「パパの仕事のせい」と思っていたりするんだろうか、
と少し心配に思ったこともありました。
しかし、ふとした瞬間に人からパパのことを聞かれた時に、長男はこんな風に答えていました。
「パパ大好き、だってパパの仕事かっこいいから!」
その言葉だけで、我が家はきっと大丈夫。そんな風に思えました。
これは金曜の夜、テーブルの上に残してあった長男からパパへの置き手紙
「今日も頑張った!」と大いに自分を褒めて「我が家は大丈夫!」と信じる。
それが私の思う前向きの秘訣かもしれません。
誰にだって気持ちが下降気味な日もあると思います。私にもあります。
でもそういう時こそ、今日の自分を精一杯褒めて「大丈夫」と心の中で唱えてみませんか。
柿沼 絢乃
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