MATO PARENTS JOURNAL
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BLUE
自由研究との向き合い方。心の成長の裏にあったストーリー
柿沼 絢乃
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我が家の次男が先日3歳になりました。
もう3歳という気持ちと、まだ3歳という気持ち、どちらもあるから不思議です。
3歳、かわいいことかわいいこと。
3歳にはなんていうんでしょうか、最後の赤ちゃんらしさがぼんやり見える瞬間がまだある気がします。
この時期を境にぐっとまた一段階成長し、赤ちゃんから子供へとステップをのぼるように思うんです。
だからこそ、この3歳の時期が愛しくてたまらない。
ふっくらとしたほっぺ。
ぽてっとした身体つき。
触るとまだ「もふもふ」っとした感じがする。
それでいてたどたどしくも言葉でコミュニケーションが取れる面白さ。
まだ、次男の向こう側には、かろうじて赤ちゃんだった頃の姿を見ることができるのですが、
これがもう5歳の長男にもなると、赤ちゃんの姿はすっかり昔のものになってしまいました。
なので、3歳、次男のこの時期を思いっきり愛したいと思っています。
「ずいぶん大きくなったなあ」と思う時と「まだまだ小さくてかわいいなあ」の間を揺らぐ時期です
さて、息子たちの誕生日、個人的に必ず行うことがあります。
それは産まれた日の日記を読むことです。
覚えているつもりでも、毎年読み返す度に「そういえば、そうだったなあ」と思うことがあるんです。
次男出産日の日記より一部抜粋させてください
・・・・・
5月21日 9時36分
次男誕生
分娩台にのぼってから1時間。
規則的な陣痛が始まってからおよそ6時間。
びっくりするようなスピードだった。
ちびちゃん、12日も早く出てきたのに3354グラム。おっきいねえ。よくよく頑張ってくれました。
正直前回は何か未知なるものを産んでしまった、という気持ちで一杯だったんだけど、
今回は股から出た瞬間から「我が子!!!なんて可愛いんだ!!!」と思えた。
小さな手足、帽子を被せられた頭、まだまだ弱々しく泣く声、全部が可愛く、全部愛しい。
紛れもなく2年半かけて、長男が私を母にしてくれたから、
だから私はいきなり母として次男を可愛いと思えるんだ。とても感慨深いよ。
・・・・・
そうそう、次男の時は産まれた瞬間から可愛くて愛しくて仕方なかったんですよね。
日記にも書いていますが、
長男を産んだ時は可愛さもありながら、はじめて出会う自分の子供を前に困惑していた気持ちもありました。
でも次男の時にそんな気持ちは一切なく。もう100パーセント、いや120パーセント(笑)可愛くて仕方なかった。
それは長男との2年半があって、ある意味長男が私をしっかり「母」にしてくれていたからなんだと思います。
だから次男の誕生日は、次男の誕生に感謝すると共に、長男の「兄」としての存在に感謝する日。
そういう日としてお祝いしなくてはね、と過去の日記を読み返して思ったのでした。
次男には産まれてきてくれてありがとう。
そして長男には兄として過ごす毎日にありがとう。
次男の誕生日は私にとってそんなふたつのありがとうを伝える日になりました。
柿沼 絢乃
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