MATO PARENTS JOURNAL
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BLUE
息子の「どっちでもいい」の真意とは
柿沼 絢乃
突然ですが、MATO by MARLMARLのこの春のメッセージをご存知ですか?
「BORDERLESS PARENTING」つまり「垣根のない子育て」です。
今回ご担当者さんから、「垣根のない家族のかたち」について考えてみて欲しいとお声がけ頂き、
あれこれと思ったことを書き出してみたのですが、、、どうしてもまとまらない。
書いては消し書いては消しを続け、文章に向かっていない時も随分と頭の中ではいろんなことが駆け巡りました。
わたしにとって、我が家にとっての「垣根のない家族のかたち」ってなんだろう、何度も自問する日々でした。
そんな中、次男が流行りの胃腸炎にかかり、あれよあれよと長男にもうつり、
兄弟揃ってダウンという事件に見舞われました
今ではご覧の通り、ふたりとも元気そのものでございます...笑
週末に発症したのですが、そのまま平日も保育園はお休みし、自宅保育に突入。
日頃在宅勤務でデスクワークをすることが多いため、その日も息子の隣でパソコンを開き仕事をすることになりました。
最近は兄弟二人で遊んでくれることも増えましたので、そんな姿を横目にパチパチとパソコン作業をしていたところ、
長男がそんなわたしの姿を見て
「ママ、かっこいい!」
と、言ってくれたんです。
まずとっても嬉しかったのですが、
まさかそんなことを言うと思っていなかったので、本当に驚いた瞬間でした。
素直に喜ぶだけではなく、驚きという気持ちを抱いた自分の感情が少し引っかかり
改めて「なんで驚いたんだろう?」と考えてみて
私は働いている自分にどこか罪悪感があったのだと、自分の深層心理に気づきました。
心のどこかで「ママ仕事ばっかりして」と責められてもおかしくない。と思い込んでいたのです
働くパパがいて、働くママがいる、それが我が家であるはずなのですが、
私の根底にはなぜか
「働くママ」であることへの、見えない罪悪感のような何かがあったことを否めません。
仕事と家事育児とのバランスが崩れて、正直家事が疎かになることもあります。
特に家事の中でも苦手な料理は私にとって鬼門で「今日は買って来たおかずでごめん!」という日も・・・
そしてそんな時は特に、心の中でもくもくと「働くママ」でいることへの罪悪感が顔を出すのです。
「いつもおうちにいて、料理上手なお母さん」という昔からある理想像に縛られていたのは、他でもない私自身だったようです
でも、先程の息子の発言はそんな私の心の内のもやもやをポーンと遠くへ蹴飛ばしてくれました。
息子にとって私が働いていることは、性別や役割に関係なく当たり前のことなんですよね。
「働くママでいることへの罪悪感」
思えばこれこそ勝手に自分で築いた垣根じゃないの?と、息子の一言が気づかせてくれました。
「ママかっこいい」の一言は仕事をしている私の姿を肯定してくれたように思い、
息子の方から垣根を超えてきてくれたような感じがしました。
.....
私は働く母であることに誇りを持とう。
だって世界一大好きな息子が「かっこいい」って言ってくれたんだもの。
我が家には働くパパがいて、働くママがいる。
働く姿に垣根はない。
我が家にとっての「垣根のない家族のかたち」
それは一生懸命働くパパがいて、一生懸命働くママがいるかたち。
.....
凝り固まった考えから、なかなか導き出せずにいた
我が家らしい「垣根のない家族のかたち」の在り方を、
小さな息子の一言から教えてもらった気がします。
夫・私、そして息子二人。これが私たち家族です。
さあ、働く母はいっちょ、今日もお仕事がんばります!笑
柿沼 絢乃
柿沼 絢乃
柿沼 絢乃
柿沼 絢乃