JOURNAL

ピーターズントー建築をめぐって

日本に帰国する直前、私たち夫婦が好きなスイス人建築家ピーターズントーの建築を見て回りました。

彼が有名になるきっかけとなった作品のひとつ、聖ベネディクト教会。

アルプスの山奥に建てられた小さな教会は、木のうろこがはりつけられたような外観や船のようなデザインなど独創的で、もと家具職人だったズントーのこだわりが細部まで感じられます。私たちが見学している間にもお祈りに来る方がちらほらいらっしゃいました。あたりまえなのですが、この個性的な建物が教会として機能しているところもみることができて、また彼の仕事のすばらしさを体感しました。

 

 

こちらはスイスのクール地方にある山里ヴァルスにつくられたラグジュアリーなスパ「Therme Vals」。山と谷に囲まれたスイスの大自然の中に石でつくられた堅牢な建物が調和しています。ヨーロッパのリッチ層がくつろぐ温泉施設は、自然の中にたたずむモダンで静謐な場所でした。

 

ズントーのオフィスも外観を見に行きました。クール地方の小さな街にかまえた事務所から、世界的に注目される作品を生み出しています。

他にもオーストリアのブレゲンツにあるブレゲンツ美術館にも寄ったり、ズントー建築を満喫。(クール地方の発掘されたローマ遺跡を保護するシェルターは、観光案内所に自分たちで鍵をもらいにいき、解錠して見学した後また施錠し鍵を返しに行くスタイルでそれも面白かった。)

今回の旅行を通して改めて彼の作品に魅了されました。木や石など自然の素材を多用しつつも洗練されたクールなデザインや、華やかさよりも静けさや力強さを感じる建築からは、素朴さというよりも上質さが感じられ、豊かな気持ちにさせてくれるものでした。

 

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