MATO PARENTS JOURNAL
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WHITE
ホンモノに触れる体験を
石川 明日香
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今年のクリスマスはいつもより少し寂しいクリスマスでした。
というのも、長男がいないから。
冬休みは留学先のカナダに残るそうで、クリスマスはホストファミリーと過ごします。
海外のクリスマスってすごいんだろうなぁ〜
見てみたいなぁ〜
と思って何度も写真をリクエストしているんですが、一向に送られてきません!
何度も何度も
「写真送って!」
と、お願いして送られてきた写真がこちらです。
この子、ホストファミリーのお宅のシェパードじゃないの。笑
息子の滞在先にはこのシェパードと猫もいて、動物好きの息子には天国のはず。
でも、今私が見たかったのはカナダのクリスマスっぽい街並み!
男の子ってこんなものでしょうか。涙
日本では私の家の周りはほとんど装飾をしているお宅がなくて、
たまにキラキラさせた家があるととても目立ちます。
2歳になったばかりの娘は
「ピカピカ〜!!!」
とキラキラした目で大興奮です。
この間、息子とLINEで会話している時に
「カナダのお家ってみんな装飾してるでしょ?」
と聞いてみたら
「80%以上はやってるかな」
と言っていました。
やっぱり!まさにホームアローンそのまま!
と羨しがっていたら息子が一言
「文化的背景を除けばデコレイトするメリットは無い」
と、なんとも現実的なコメント。
君だって昔は
「わぁーーー!!!」
って喜んでいたよ。と思いつつ、
この思いをどう伝えよう、と思って娘のことを話しました。
最近は喜ぶと手を口に当ててこの笑顔。
この時もホテルのラウンジにキラキラのクリスマスツリーを見つけました
「瑠花はキラキラを見つける度に喜んでる。人の心を動かせるって素晴らしいことよ」
それを聞いた息子は「なるほど」と納得した様子。
自分で言ってみて、
そこにメリットがなくたって、誰かの心を少しでも動かせることができたら
それってとても幸せなことだなぁ。
と改めて思いました。
次の日から我が家の玄関にはうちの前を通る人たちに向けて
キラキラ光るクリスマスツリーが出現しました。
我が家の前を通った誰かが、娘のように喜んでくれていたら嬉しいな。
息子が今の高校に通う間は、来年も家族全員でクリスマスを過ごすことはできないですが
離れていても家族であることの幸せを思い出してくれていたら・・・と思います。
Photo by Nobuki Kawaharazaki
石川 明日香
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