こんにちは。もう6月も終わりですね。



6月と言えば、スイスの都市バーゼルを想います。

スイスの国境近くのドイツの小さな街に住んでいた頃、近くのバーゼルが一番近い都市でした。



うちから電車で20分ほどでしたので、国境を越え、いつも買い物に行ったり休日を過ごしたりしていた大好きな場所です。

アートと建築の街であるバーゼルでは6月に世界最大級のアートフェア「Art Basel」があり、とても刺激で素晴らしいイベントでしたので、今回は写真を紹介したいと思います。

旅に出たような気持ちになっていただけたら嬉しいです。



 

Art Baselはバーゼル中央駅からトラムで約15分の大きなメッセで行われます。



バーゼルに事務所を構える有名な建築家ユニットのヘルツォーク&ド・ムーロン / Herzog & de Meuron(日本では東京/表参道のPradaやMiuMiuをデザイン)の手掛けた建物です。

ギャラリー会場では、4000人の世界的なアーティストや290もの世界のトップギャラリーが作品を展示し、

アーティストとギャラリストとアートコレクターが商談をしています。



そんな場所に一般客も入れ、アートを楽しむことができるのです。

今旬なアーティストの作品から、20世紀の巨匠(ピカソやウォーホル、クレーなど)のものまで目にすることができるとても素晴らしい機会。

世界中から有力コレクターや美術館のキュレーター、ジャーナリストや美術愛好家が集まってくるそうで、会場はたくさんの人で大賑わいでした。

世界中からたくさんのアーティストが集まるイベントなので、この機会を生かして討論会やデザイン賞など様々な取り組みが行われています。



中でも私がすごく面白かったのが巨大サイズのアート作品が展示される「Art Unlimited(アートアンリミテテッド)」。

広い空間は現代美術館のようで、スケールの大きなインスタレーションやオブジェが並んでいて、ここだけで何時間もアートに浸ることができます。

残念ながら”世界的なパンデミックと世界中の旅行制限の継続的な影響のため”、昨年は中止となってしまったArt Basel。



今年はどうなるんだろう?と思っていましたが、2021年版はアートバーゼルは6月から延期し、

9月24日から26日までメッセバーゼルで開催されるとのこと。とても楽しみですね。

今アートバーゼルのwebサイトではオンラインでもアートを鑑賞できるOnline Viewing roomが設置されています。

Virtual Eventもたくさん開催されているので興味がある方は覗いてみてくださいね。

■Art Basel 

https://www.artbasel.com